出版社内容情報
浅草で生まれ育った元刑事の情報屋兼賞金稼ぎの音場良こと、ロックが難事件を地元ならではの
内容説明
神戸で警官が撃たれて銃が奪われた。指紋から、学生運動の後、海外へ逃亡していた男が浮かび上がる。浅草でバーを営むロックこと、元刑事の音場良は、この事件の犯人探索の依頼を引き受けることになった。同じ頃、知り合いの芸能プロの社長から、突然行方不明になった歌手を探して欲しいと、ロックの元妻で警官の亜子に相談が持ちかけられる。東京と神戸で起きた事件は、やがて…。
著者等紹介
浅暮三文[アサグレミツフミ]
1959年、兵庫県生まれ。関西大学経済学部卒。広告代理店勤務を経て、98年、『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2003年、『石の中の蜘蛛』で、第56回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
15
浅草でバーを営む元刑事・音場良は土橋からある事件の犯人探索の依頼を受け…。東京と神戸の事件のつながりかた。今までの亜坂誠やセブンとはまた違った良さがあってよかった。2023/06/06
みいやん
8
わりと好みの探偵ものだった。ドラゴンの唄がすぐにわかってしまった自分に年齢を痛感。2022/06/04
シアン
5
元刑事が人脈を駆使して事件解決に挑む。タイトルのイメージとは違い、割としっかりと捜査していく感じがよかった。ご都合主義的な所もあるけれど、まぁご愛敬。作者の別作品の登場人物、ハシゲンが登場。2017/07/25
おなか@
0
小仏城山で昼寝しながら読了 まぁカッコイイんだけど、リアリティがちょっと。。 スリの銀次、実在したんだ? 桃鉄ではお世話?になりましたw
読書国の仮住まい
0
ボリューム 二つの事件を結ぶもの 世界観 私立探偵の音場良はとある経緯から警察官を辞めた過去を持つ。 ある日、昔の職場仲間から人探しの依頼を受ける。 神戸の警察官が襲われその拳銃が奪われる事件が発生、その犯人が過去の学生運動で名を知られた人物だという。 一方で、音場の元妻で警察官の亜子もまた芸能プロ社長から人探しの相談を受けていた。 人気歌手岬アリスが行方不明になっているというもの。 彼女はストーカーに監禁されていた。 無関係のような二つの事件が徐々に交錯していく。 補足事項 金魚は川へ、ドラゴンは空へ。2023/04/28