内容説明
三家庭に襲いかかった災いは、あの夜と関わっているのか?家庭内暴力、援助交際、恍惚老人―それぞれに家族問題を抱えながら、ある夜、三人の男は偶然同じ路線バスに乗り合わせた。運転手が急病を起こしたものの、幸い事故には至らず別れただけの彼らだったが。半年後、娘の殺害を皮切りに三家庭で悪夢の連鎖が始まった!家族の深淵を問う鮮烈ヒューマンミステリー。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@猫と共に生きる
67
3人が居合わせたバスの事故。運転手が急死するも乗客の機転で助かる。その3人の周りに死の影が忍び寄る。本人が死んだり家族が死んだりと不穏な状況。バス事故が絡んでいなさそうで絡んでいる。話の進め方がとてもうまくて引き込まれた。「罪と罰」の引用もあって好きな作品となった。棟居刑事っていいですね。大上さん、牛尾さんコンビもいいですが。更に読みたい森村誠一先生。先日貫井徳郎で裏切られたので余計楽しめた作品でした📚2022/07/04
Kitahiro
0
Kindle2023/02/18