内容説明
無力な室町幕府にあって、自ら剣を極め、その将器で斎藤道三や織田信長らの心も惹きつけた乱世の将軍・走利義輝。その命は二十九歳の若さで尽きたが、遺臣らの心から義輝の清爽な姿が消えることはない。霞新十郎の名で廻国修業の旅に出た、若き日の剣豪将軍の逸話をはじめ、今明らかになる秘話の数々。義輝を愛する人に捧げる短篇全七篇。
著者等紹介
宮本昌孝［ミヤモトマサタカ］
１９５５年、静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に入る。９５年、『剣豪将軍義輝』で、歴史時代作家の新旗手として注目を集める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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sg
12
第13代征夷大将軍足利義輝。あ、征夷大将軍を呼び捨てはマズイですよ！義輝さんね。時代劇ドラマが好きなそこの君。是非読みたまえ。主演は8代目市川雷蔵だ！若くして亡くなった義輝さんと若くして亡くなった8代目雷蔵なんてドラマチック過ぎんだろ！の声が聞こえますね。松永久秀は勝新に演じてもらいましょうね。会見でタバコ吸い出したら皆さんで止めましょうよ！ヒットしたら皆んなで打ち上げしようね。そんな寝る暇も無いくらいに夢を見ちゃう本です。は？いや･･･は？2021/06/05
emico
5
「剣豪将軍義輝」と「海王」を読み、もう一度義輝に逢いたいと思った人が読む短篇集（笑） これを読んでなお、義輝が好きになった…もっと読みたい。。。2014/01/08
BIN
4
剣豪将軍義輝関連の短編集。だいたい公方など足利家に連なるものが主人公なのに、1篇だけ山本勘助がありそれだけは浮いているのが気になる。半分近くは義輝関連。著者の義輝に惚れまくってるのがよくわかる。前作読んでればまあ義輝には惚れてしまいますよね。義輝の威光はすさまじい。義輝好きにはお勧め。海王のあとに読んだ方がいいな。2012/07/10
Pal
4
さくっと読めてとっても面白かった。特に『剣豪将軍義輝』をしっかり読んだ後だったので、背景もわかってイメージしやすかった。細川與一郎の話がもっと読みたいなと思った。2012/04/22
k_samukawa
4
義輝が希有なキャラクターであることを思い知らされる短編集。しかし、義輝が登場しないものも実に面白く、せめて三〇〇枚くらいのボリュームで読みたい、と思わされるものばかりだった。2012/03/02
