内容説明
内乱が続く美濃。父・長井新左衛門尉(おどろ丸)を「美濃の王」にしようとした新九郎の目論見は、夫を盲愛するおどろ丸の妻・関の方の暴発により失敗、新九郎も美濃を追われてしまう。大乱の世で生き残るには父と戦うしかないのか。新九郎の懊悩を断ち切ったのは父その人であった。魔剣・櫂扇を手に、新九郎はついに自ら「美濃の王」として立つことを決意する。圧倒的感動を呼ぶ大団円。
著者等紹介
宮本昌孝[ミヤモトマサタカ]
1955年、静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に入る。95年、『剣豪将軍義輝』で、歴史時代作家の新旗手として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スー
19
40どっちが道三になるのかがこのように作品を読む最大の楽しみでしたが、まさかっ!の展開で驚いたけどそう来たか!と驚かされました。美濃取りは親子2代説を更に変化させ読ませる物語にしたのは流石ですが剣豪将軍義輝には一歩及ばなかったかな。2020/03/21
バッタ
3
ボリュームを感じさせず、一気に読みました。親子対決にやや物足りなさを感じたのと、跡継ぎのからくりがやや強引だったと思いますが、全体的に登場人物たちが躍動しており、面白かったです。2011/08/20
水面頼光
2
面白かった。二人の道三だけでなく登場人物それぞれが個性的に書き込まれていてとても良かった。特に全体を通して物語に緊張感を与えた関の方には助演女優賞をあげたい。本編の続きとなるであろう織田信長編を読んでみたい。2011/04/15
sasa✾
1
★★★★2017/11/21
goro@80.7
1
いいねぇ~。血沸き肉躍る!これぞ戦国伝奇小説!関の方が秀逸!!大好きです。2013/11/22