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徳間文庫
読書会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198932466
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0193

内容説明

山田正紀と恩田陸。多ジャンルで活躍する二人の人気作家が、名作エンターテインメント小説を読みまくり、語りまくる。題材は、半村良、アシモフ、小松左京、S・キングなど。自分だったらこのテーマをどう描くか、という実作者ならではの議論も白熱。後半ではついに、それぞれの自作、『神狩り』、“常野物語”シリーズも俎上に…。読書家必読の、プロ作家によるブックガイド対談集。

目次

半村良『石の血脈』『岬一郎の抵抗』
I・アシモフ『鋼鉄都市』『はだかの太陽』
時間を超える小説を求めて
アーシュラ・K.ル・グィン『ゲド戦記』
沼正三『家畜人ヤプー』
小松左京『果しなき流れの果に』
山田正紀『神狩り』(ゲスト:笠井潔)
S・キング『呪われた町』『ファイアスターター』
萩尾望都『バルバラ異界』
『原点』との邂逅(特別対談:萩尾望都&恩田陸)
恩田陸『常野物語』(ゲスト:笠井潔)
打ち上げ大放談SPECIAL

著者等紹介

山田正紀[ヤマダマサキ]
1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』『機神兵団』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞をW受賞

恩田陸[オンダリク]
1964年生まれ。『六番目の小夜子』が日本ファンタジーノベル大賞候補になり、92年デビュー。『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞をW受賞。『ユージニア』で日本推理作家協会賞を受賞。『中庭の出来事』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

112
題名の通りに、ある作家を取り上げてその作品いくつかについての闘論をしているような気がしました。司会と恩田陸さんと山田正紀さん、時にはゲストを交えてということで話が弾んでいます。半村良、アシモフ、ル・グィン、キングなど様々な作品が取り上げられていて私も再度読みたくなる本がありました。2015/12/05

るぴん

26
山田正紀さんと恩田陸さん+編集者、書評家、ゲストで繰り広げられるブックトーク。まさに「読む読書会」。皆さん本当に色々な本を読んでいて、一冊の本の話から様々な本や作家の話に繋がり、読みたい本が増えるばかりだった(*^^*)スティーブン・キング作品の分析や萩尾望都の考察など、説得力があって面白かった。「自分だったらこう書く」と思いながら読むのは、さすがに作家さんだな〜♫第二弾が出たら、ぜひ読みたい☆2014/11/11

JACK

22
◎ 決められた本を各自が読んで来て、それについて語り合う読書会。これを山田正紀と恩田陸という作家2人+ゲストでやったのが本書です。普通にあそこが面白い、素晴らしい、といった読者目線のコメントだけではなく、あれは先にプロットを全部考えて書いたのか、書きながら考えたのか、といった創作方法についてのコメント、自分だったらこう書く、といった書き手ならではのコメントが面白い。紹介された本を読みたくなる本です。「岬一郎の抵抗」「神狩り」「鋼鉄都市」「トーマの心臓」が気になります。2010/10/24

そうたそ

20
★★★☆☆ 山田正紀・恩田陸といったベテラン作家二人が様々なSFやファンタジーの名作を取り上げ、その魅力を徹底的に語り尽くす一冊。その読書会の進行役も日下三蔵、牧眞司ら名だ書評家がつとめるのでデータ面での補填も完璧という豪華さ。様々な作品が取り上げられ、読みたい本が増える一方なのだが、特に半村良は数作しか読めてないので、もっと読み尽くさないとと思った次第。また作家だからこそ着目できる作品の魅力なども新鮮に思え、手に取って損はない一冊。2020/02/25

緋莢

19
山田正紀、恩田陸、2人の作家が過去の名作を読み、その作品や作家について語る対談。司会は牧眞司、三村美衣、日下三蔵のいずれかがつとめ、補足等を的確に出しています。 たまにゲストとして笠井潔が登場する回や、恩田陸と萩尾望都が対談した回も収録されています。最近、SFへの興味が強いので、SF作品、作家を取り上げた回の多いこの本は、物凄く楽しめました。もっとも、読みたい本が増えた!という意味では、困った本なのですが(でも、積読本が増えるのが楽しいという思いもあります)(続く2020/10/08

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