徳間文庫
求愛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198931582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

フリーランスの翻訳者・弘美は、自殺とみられた親友の死の真相をつきとめたことをきっかけに、探偵事務所の調査員となる。自殺願望の女子中学生、浮気疑惑のエリート医師夫人、砂場に生ゴミを埋める主婦…。ささやかな毎日を懸命に生きる女たちと関わって、弘美自身が掴んだ人生の真実とは…!?深い感動を呼ぶサスペンス・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワレモコウ

59
再読本。フリーで翻訳の仕事をしている弘美は、親友の由嘉里の自殺に疑問を持ち、その真相を突き止める。その後、違う事件に巻き込まれた時に知り合った探偵・梶本の勧めもあり、探偵事務所に勤めることとなる。それは、由嘉里が殺されなければならなくなった要因となった人物の罪を暴くためでもあった。途中は、弘美が探偵として関わる事件をいくつか描いているが、どれもが結果が曖昧になっていて、少し不完全燃焼…。弘美の人として、女としてのステップアップの物語だったのかな。まあまあでした。2020/09/24

おくちゃん🌸柳緑花紅

42
すべての始まりは友人ゆかりの夫である幹久を裏切ったこと。求愛...丹頂鶴の求愛ダンス。鶴は無心に愛し合う、誰に照れる事もなく、恥じることも恐れる事もなく...最後の一行、その六文字に痺れます。2013/11/11

坂城 弥生

33
親友の死から人生が変わった女性の物語。2023/03/28

momi

31
翻訳家から私立探偵になり親友の死の真相をつきとめていく…。最初、主人公の「弘美」のまわりで友人二人が、次から次へと殺人事件の被害者になってしまう設定に、柴田さんの独特の雰囲気が出ていてサスペンスドラマのようで面白かったのですが、私立探偵に転職してからが…話がバラバラした印象があって…可もなく不可もなしって感じに終わってしまいました…。2013/09/13

ぶんこ

28
親しい人が殺されたら・・私も復習を考えてしまいそうです。 でも、翻訳の仕事を辞めて、探偵になるというのは理解不能。 家族の秘密、他人の秘密を知っても、いい事なんて何も無いと思うのですが。 普段から「知らない幸せ」信奉者なので、弘美さんの行動に共感出来ず、残念な読後感。2014/04/12

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