内容説明
乃木希典と児玉源太郎の堅い友情、山本権兵衛の揺るぎない信念、秋山好古・真之の深い兄弟愛―。明治という激動の時代を、男たちはどう生き、そしてどう散ったのか。総勢９７人。『坂の上の雲』に登場する主要人物の原作では読めないマル秘エピソードを網羅した、完全ガイドブック。拿捕した敵艦を見て号泣した秋山真之。その涙に隠された理由とは。
目次
開戦前夜
開戦緒戦
旅順への宿命
本格化する戦局
旅順要塞攻防戦
満州決戦
日本海海戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
17
「坂の上の雲」に登場する人物を手短に紹介した本。とは言えその長い物語のうち子規や漱石、或いはその家族などは選ばれていない。日露戦争の意思決定、あるいは推移に関係した人だけである。武人と否とを問わず伊藤博文や金子堅太郎はもちろん、小説に登場したかどうか覚えがない民間人・杉山茂丸まで言及されるが大半は日本陸海軍の軍人について。それも武器の開発者まで書かれているので、司馬遼太郎作品の補足・参考書として結構面白い。2017/05/13
Tomoichi
12
読友さんのレヴューで知って購入。日露戦争ものはライフワークとして定期的に読んでいますが忘れていくのが早いので反復。さて本題。日露戦争の開戦からの流れを登場人物達のエピソードやその後を挟みながら進めていく日露戦争マニアも納得の一冊。多少乃木への評価が厳しいところもありますがあとがきを読むと納得。「坂の上の雲」にも登場するある海軍軍人（のち海軍大臣）と息子は同姓同名ですが本書には登場せず。残念（笑）誰か「坂の上の雲」全登場人物ガイドって本を出さないかな？2017/07/29
アリエル
2
日露戦争途中で読んでみました。実は原作での「楽天主義」について子規以外はよくわからなかったけれどこれを読んで理解しました。「降伏するのであれば、その艦は停止せねばならない。然るに敵はいまだ前進している」ってカッコいい!!2011/12/20
jack
1
「坂の上の雲」と同時に読むべし。☆ 4.5
hakofugu
0
★★★☆☆2014/08/16
