内容説明
ブラジル先住民アユトン・クレナックは森の哲人だ。彼は言う。「我々の言葉で『生きる』事は『呼吸』と同じです。宇宙のすべては呼吸しています。人は死後、地球や宇宙全体を支えている全宇宙パワーの一部となるのです。一個の生が個人的体験を超えて、全宇宙に広がっていくのです。それは一つの希望です。『死』に怖れを感じる必要はないのです」。
目次
第1章 アユトン・クレナックとの出会い(初めての出会い;ブラジルへ ほか)
第2章 アクレへの旅(ジュルア川を遡る;川辺の人々 ほか)
第3章 ヤノマミの地へ(サンパウロで;マクシへの旅 ほか)
第4章 カシナワの地へ(ジョルダンへ;夜の贈り物 ほか)
著者等紹介
長倉洋海[ナガクラヒロミ]
1952年、北海道釧路市生まれ。通信社勤務を経て、1980年よりフリーの写真家となる。以降、世界の紛争地を精力的に取材。主な写真集に「マスード 愛しの大地アフガン」(第12回土門拳賞)「獅子よ瞑れ」「サルバドル 救世主の国」(日本ジャーナリスト会議奨励賞)がある。93年からアマゾンの取材を開始し、写真集「人間が好き―アマゾン先住民からの伝言」(福音館書店。産経児童出版文化賞)を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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