内容説明
「だめじゃ、カジのおっさんが出てきた…」戦後まもない広島。熾烈で乱れに乱れたヤクザ抗争の真っ只中、組関係者からも一目置かれた刑事がいた。ヤクザも恐れる暴走刑事・梶原光一。腕っ節の強さと男意気、常に最前線で体を張る姿は敵味方を超えて次第に信頼を勝ち取っていく。一部仮名を除いてほとんど実録―こんな刑事、ホントにいたのか。
目次
混沌の闇市に暴走刑事誕生
満州で暴れた悪ガキ時代
八路軍に徹底的に反抗する
“悪魔のキューピー”大西政寛と美能幸三
これぞ暴走刑事の真骨頂
ナンバー２を次々と消した岡組長
入り乱れた府中と福山の抗争
稲川角二親分に圧倒される
村上組を壊滅させた幕之内峠事件の凄惨
巧妙に動いて操った山村辰雄組長
熾烈化する山村辰雄ＶＳ．打越信夫の跡目争い
麻のごとく乱れる広島やくざ地図
政治結社「共政会」の結成
暴走刑事の退場
著者等紹介
大下英治［オオシタエイジ］
１９４４年広島県生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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