出版社内容情報
私、桶谷遥は葉山マリーナから沖縄まで、一週間にわたる豪華クルーザーの旅に招待された。ゲストは五名。そして艇長の竜崎四郎、クルーの東順司、総勢七名である。艇内はホテルのスィートルームのようにゆったりと作られ、満ち足りたムードで最初のディナーが始まった。その席上、突然テープが回り出し、七名の過去の殺人行為について告発が始まった。翌朝、一人が変死体で発見された。自殺か他殺か。海に閉ざれされたクルーザーの中で惨劇の幕が切って落とされた!アガサ・クリスティの名作に、今、挑戦。
内容説明
湘南・葉山マリーナから沖縄を目指す豪華クルーザーのインディアナ号が出港した。船のオーナーから招待を受けたのは、会社役員秘書、エッセイスト、医者、弁護士、プロゴルファーの五人。オーナーは御前崎から乗船するという…。翌朝、一人の死体が発見され、彼の干支である猿の置物が消えていたのだ!騙される快感に酔える傑作長篇。