内容説明
猫こそミステリーの題材にはぴったり。人気作家が繰り広げる華麗なる競演。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
100
7人の作家さんにかかると、猫も7タイプの猫になるようだ。人を主人公にするのと同じで…。三毛猫ホームズは、今までにも読んでいたので知的で勇敢でオチャメでシャイで…と様々な姿が浮かんだが、柴田さんの正太郎は初めて。こちらも個性豊かそう。早速シリーズを読んでみたくなりました。猫好きは…猫が出てくるのも嬉しいけど、猫が辛い場面は嫌なんだよな。いくら小説でも。仁木さんの一匹や二匹は、子猫たちの安心した鳴き声が聞こえそうなラストでほっとした。また、猫シリーズのアンソロジーを読みたいです。2013/10/14
ぶんこ
56
全員お馴染みの作家さんなので安心して読めました。 赤川さんの三毛猫ホームズは一瞬だけの登場で、猫物としては物足らず、他にホームズが活躍する作品もあったはず。 仁木さんの作品が一番好き。 遥か昔に読んだのに究ちゃんの事覚えていて懐かしかったです。 仁木さんの子供や兄妹主役の本、また読み直したくなりました。2015/09/14
papako
55
猫の出てくるお話アンソロジー。加納さん、柴田さんは既読でした。倉知さんのらしくてよかった。そして、やはり私は赤川次郎さんの文章が苦手だって再認識しました。なぜか読んでも入ってこないんです。次は『こ』←どこに向かおうかな。2015/11/30
赤い肉球
36
猫好きとしては外せない!初読み作家さんもいらっしゃいました。やはり真理子さんの作品が一番読みやすかった(と思ったら短編集で読んでました)。ミステリーとして柴田氏と黒崎氏のが面白かった!赤川次郎氏の三毛猫ホームズのお話、遥か昔に読んだ記憶があるので、それをまた読みたくなっちゃいました。どうして猫ってミステリーと相性が良いんでしょうね♪2016/04/01
コジ
34
★★★☆☆ タイトル通り猫が登場する短編ミステリーを7人の作家が描く「ニャンソロジー」。猫が活躍することを期待で読んでしまうと若干肩透かしを食らうが、猫を重要な要素として扱っていることには変わりはない。短編ミステリー集として読んでも充分楽しめる。過去に発表された作品で構成されているので既読の作品に当たってしまう方もいるかも知れないが、自分は全て初読だったので新鮮な気持ちで読め、興味を持った作家も得られた。やっぱりミステリーと猫の相性はよい。2015/10/02