徳間文庫<br> 溝鼠

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徳間文庫
溝鼠

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  • サイズ 文庫判/ページ数 628p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198923945
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

復讐代行屋・幸福企画は人の幸せを破壊することだけが生きがいの男たちが集まっている。餌を手に入れるためなら、軽蔑されることなど屁でもない誰よりも金を愛する小ずるく卑しい嫌われ者。「溝鼠」と呼ばれる鷹場英一。ノアールの極致。

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年大阪生まれ。金融会社勤務を経て『血塗られた神話』(第7回メフィスト賞)でデビュー。以後、快進撃を続ける大迫力のベストセラー作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤジマ

35
6.8/10 控え目にいって無茶苦茶です。ヒールにヒロインそして主人公、その全員が陰険で守銭奴で変質的。ここまで誰にも感情移入できない小説は中々に究極と思う。復讐代行屋をメインに添えた物語。ところがその業務内容に爽快感たるものは皆無に等しい。拷問シーンに遠慮めいたものは微塵もなく、全て描き切ってしまう新堂先生は生粋のプロだと思う。そして比喩表現のキレは相も変わらず凄まじい。しかしながら、本作を映像化したいと言い出す人間がいたら間違いなくキチガイ認定されるだろうし、1/3くらいは画面がモザイクになると思う。2021/05/05

koguma

32
凄過ぎる内容だった。変態とクズ人間しか出てこない小説。ドラマで見た怨み屋本舗にちょっと似てる?英一とその父親どちらも底知れぬ金に対する執着で、1円単位まで計算する描写が出てきてコメディみたいだった。一番怖かったのは八木かな…こういう人間ってほんとにいそうというか、絶対いるはず!どんなに些細な事も見逃さず、記録してたりして…怖いよう(;_;)2016/01/31

まーしゃ

27
凄く面白かった。欲しい所に欲しい物が入って来た感じのエログログロノワール。 主人公一家の変態ってよりもキチ◯イな行動。そしてそれに習えの脇を固めるクズの登場人物… 幸福企画…良い会社だw 読後には自分って正常、いや素晴らしく良い人なのかもって思えるくらいなクズの話なのだけど続きが読みたくなる。もっと早く読んでおくべき一冊でした。2017/12/05

曲技旅団突撃隊

12
これは、いままで読んだ小説(フィクション物)で一番の下衆なものでした。 この作家の頭は大丈夫か!? ただ、お金の大事さは分かるような気がしました・・・2014/08/22

タカシ

9
復讐代行屋の英一は元ヤクザの父と愛する姉からの2億の儲け話にのるが…。復讐がグロいのと人でなし感が酷過ぎてどのキャラにも同情出来ないですね。最後は本当にぐちゃぐちゃという感じでした。2018/09/28

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