内容説明
私の武器は時刻表。盾は不在証明。誰にもこのトリックは見破れない。さあ、列車に乗って人を殺しに行きますよ―。豪華作家陣からの挑戦状。変り種もご用意してあります。あなたも刑事になって挑戦してください!鉄道ミステリー集大三弾。
著者等紹介
乾くるみ[イヌイクルミ]
1963年生まれ。静岡県出身。静岡大学理学部数学科卒。98年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し、デビュー
多岐川恭[タキガワキョウ]
1920年生まれ。福岡県北九州市出身。東京帝国大学(元東京大学)経済学部卒。在学中に応召、長崎県の捕虜収容所で通訳。戦後、東京銀行、毎日新聞記者を経て執筆生活に入る。53年旧「宝石」の短編懸賞に白家太郎名義で「みかん山」を投稿、佳作に入選しデビューする。58年『氷柱』が刊行されるに及んで筆名を「多岐川恭」に改める。同年「濡れた心」で第4回江戸川乱歩賞、「落ちる」で第40回直木賞を受賞。戦後初のミステリの直木賞受賞作となった。81年紫綬褒章受賞。94年没
中町信[ナカマチシン]
1935年生まれ。群馬県出身。早稲田大学文学部卒。教科書出版社を経て医学書院出版部勤務。津村秀介と机を並べるかたわら、クリスティや鮎川哲也に触発されミステリーを書き始める。67年、「推理ストーリー」に「偽りの群像」を発表してデビュー。69年「急行しろやま」で第4回双葉推理賞を受賞
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年生まれ。東京都出身。61年処女作『黒の記憶』を発表後、社会派推理『天使の傷痕』、スパイ小説『D機関情報』、SF『おお21世紀』、ユーモア推理『名探偵なんか怖くない』など多彩な小説を発表。63年『歪んだ朝』でオール読物推理小説新人賞を受賞。以後65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。78年に『寝台特急殺人事件』を発表して“トラベルミステリー”を開拓、十津川警部シリーズが驚異的な人気となる。著書多数
法月綸太郎[ノリズキリンタロウ]
1964年生まれ。島根県出身。京都大学法学部卒。在学中は京大推理小説研究会に所属。88年島田荘司の推薦で銀行員から作家となる。デビュー作は『密閉教室』。著者と同姓同名の探偵が活躍する『雪密室』などを刊行し、人気シリーズとなる。評論家としても活躍、評論集に『謎解きが終ったら』がある
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感想・レビュー
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Ringo☆
じじょ