内容説明
あなたのとなりに乗っているその人、さっき人を殺してましたよ―。移動するだけが鉄道の利用法じゃありません。世界でもっとも時間に正確な日本の鉄道を、うまく使う気なんですよ!さあ、犯人の行方はこの中です。鉄道ミステリー集第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
58
久しぶりにキャサリンとイチローの会話を耳にした。軽快に謎を解いていく…山村さんのテクニック…やっぱりいいなぁ。鉄道を使ったミステリー。時刻表を使ったり、雪という自然を利用したり…様々な手法を楽しめた。恩田さんの春と多佳雄の親子が出くわす事件…これももっと読んでみたいな。はあ、鉄道の旅を満喫したのだ…。2013/10/01
へくとぱすかる
50
【鉄道月間・20冊目】 7つの中短編を収録。70年代の山田風太郎から21世紀の芦辺拓まで、謎解きもあればパロディもある。真っ正面からのアリバイ崩しのあとには、異色作も読みたいものだ。とりわけ「そしてオリエント急行から誰もいなくなった」というタイトルはケッサク! アリバイも新幹線時代には使って当然、さらに上を行くトリックが求められる。大変である。定番の西村作品はさすがに「なるほど!」と手を打つ。ほとんどの作品は愛の破綻が動機であるが、またかと思わせないのが不思議。案外ヴァリエーションの可能性のあるモチーフ。2022/04/17
彩乃
2
アンソロ本は知らない作家の作品も読めるから好き。鉄道ミステリはまずトリックありきな所があるけれど、恩田陸作品は安楽椅子探偵型ミステリで楽しめた。2011/11/15
minmin19801007
1
芦辺拓先生部分のみ読了2018/04/29
葉桜
1
さすがに鉄道ミステリー、西村さんのがやっぱりワクワク見ました。2018/01/09