内容説明
帝都銀行元常務・大宮は、社内抗争に破れ結局、消費者金融の最大手「富福」にスカウトされる。そこで彼が見たものは、絶対君主として君臨するオーナー里村の姿だった―。消費者金融台頭期の光と影、そこにうごめく人間模様を活写した問題作。
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京都生まれ
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感想・レビュー
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岡 幸治
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まあ、下巻を読み終わらねばなんとも言えませんな~~~。ひとつ言えるのはエゲツナイ会社です。創業者についての記述はおおむね、週刊誌等でほぼ真実だとわかりますが、勉強不足のため、このバンカーが実在の人物を描いているのか全くのフィクションなのか解りません。なんにせよ、下巻に更に期待が持てます。2011/01/29
emi
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高杉良さんの本は初めて。読みかけの「沈まぬ太陽」は3巻から涙が・・・と聞いたので通勤中では読めないなと間のクッション。奇しくも消費者金融大手の武富士は先日会社更生法の適用申請ということで手に取った本でもあります。そういえば、盗聴事件なんてこともあったなぁなどとサラサラと読めるので面白い。男性ビジネス社会のごく一部なのでしょうが、私のような人間が読むと面白く、中小、男性女性問わず人間関係がビジネスの根底にあるのだとも思えます。単行本刊行時の題名は『 逆襲するエリート銀行家』だというので、下巻が楽しみです。2010/11/16
おどやまおどす
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1997