徳間文庫<br> 薬害エイズの真相

徳間文庫
薬害エイズの真相

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198904982
  • NDC分類 493.11
  • Cコード C0195

内容説明

血友病患者のHIV感染は、まごうことなく人為的な罹患である。新たに「発見」された資料は、1983年当時、すでに厚生省が非加熱製剤の危険性を認識していたことを証明した。だが、加熱製剤導入は圧殺された。導入見送りを決定した「空白の一週間」に何が起こったのか。最新情報と膨大の資料の分析、そして患者とその家族の悲しみと憤りが、厚生省と医薬界の「犯罪」を告発する。

目次

医師デートリックの場合
日本の血液産業
医師安部英の場合
八一年―エイズの発生
八二年―血友病患者とエイズ
八二年―日本の状況
八三年前期―アメリカ
八三年前期―日本
八三年―危機の幕開けと患者会
研究班発足とストックホルム大会〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

5
薬害エイズ事件を起こした安部英と彼をそそのかした製薬会社(創業者はあの731部隊出身。医薬業界には同部隊出身者が多い)と「国」という鎧を纏った無責任な役人たちを許せない。若いころの安部は血友病患者を真剣に治療していた。しかし不遇感が彼を変えてしまったのか。権力を手に入れてからの安部は患者よりも金と名誉を手に入れる夜叉と化した。医療倫理の欠如した医者が経営最優先の製薬会社と愚かな役人と手を組む恐ろしさは比類がない。その構図は731部隊出身者(とその弟子)とともに今も医薬業界に残っている。医者は夜叉になり得る2011/02/26

i-miya

1
1999.07.

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