出版社内容情報
大岡越前は都知事と警察庁長官を兼務の激務だった!時代劇は日本史の最良テキストだ。歴史学の泰斗と時代劇研究家が大放談。フィクションとしての時代劇と史実としての歴史は、とても近いところにあった! 鬼平犯科帳、大岡越前、水戸黄門など国民的人気を誇るテレビドラマから映画まで、時代劇の妙味を、東大史料編纂所教授と時代劇研究家が語り尽くす。歴史の流れをざっくり知るために、時代劇は最高のテキストなのです! CS「時代劇専門チャンネル」チャンネルガイド人気連載、大幅加筆にて書籍化。
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
著・文・その他
ペリー荻野[ペリーオギノ]
著・文・その他
内容説明
「時代劇」と「歴史」はとっても近いところにあります。暗記するよりドラマでざっくり。これで日本の歴史が好きになる!東大教授と時代劇研究家がしゃべりまくった、これぞ時代劇の底力!
目次
第1章 あのヒーローとざんねんな史実(『鬼平犯科帳』―功績を認めてもらえぬ男の悲哀;『大岡越前』―名奉行は出世はしたけどいじめられ ほか)
第2章 アウトローが動かした歴史の時の時(江戸市中を狙う盗賊と、郊外の武家屋敷を狙った鼠小僧;剣豪は人を斬るのか、道場商売に走るのか? ほか)
第3章 教科書では学べない偉人の別の顔(「松平長七郎」はともかく、誉れ高い名門「松平家」;「真田一族」は徳川幕府成立後でも人気があった ほか)
第4章 庶民の暮らしが歴史をつくった(小石川養生所と漢方から蘭方へ進んだ医者の技量;朝鮮人参からガマの油まで、庶民薬は迷信と紙一重 ほか)
第5章 武家社会は現代より生きやすいか(「犯科帳」「捕物帳」に残された事件と裁きの綿密記録;派手な裁判で名を高めたい。「奉行所」に渦巻く欲 ほか)
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
昭和32(1957)年、岡山県生まれ。東京大学史料編纂所教授。近世政治史、近世武士を研究。綿密な史料の分析、掘り起こしから新たな江戸時代像を提示している。著書に『江戸お留守居役の日記』(日本エッセイスト・クラブ賞)ほか。多くの時代劇の時代考証を務める
ペリー荻野[ペリーオギノ]
昭和37(1962)年、愛知県生まれ。コラムニスト、時代劇研究家。大学在学中から中部日本放送でラジオパーソナリティ兼放送作家として活動。時代劇ファンの女性を集めた「チョンマゲ愛好会女子部」部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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