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魔法使いと副店長

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  • サイズ B6判/ページ数 427p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198642921
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『陽だまりの彼女』『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』が好調の著者によるねじくれ家族小説!単身赴任中の四十路の大手スーパーマーケット副店長の元に押しかけてきた「魔法少女の類」と「鵺」。叩き出すわけにもいかず、渋々同居する羽目に……。栄転間近だったはずが……。
青春小説が好評な日本ファンタジーノベル大賞出身作家が描く、ファンタジーでもライトノベルでも無い、ねじくれ家族小説。

越谷オサム[コシガヤオサム]
1971年東京都生まれ。学習院大学経済学部中退。2004年「ボーナス・トラック」にて、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。2011年『陽だまりの彼女』で啓文堂主催「おすすめ文庫大賞」を受賞。

内容説明

藤沢太郎(41歳)。憧れのマイホームを買ったばかりなのに、いきなりの転勤命令!妻と幼い息子を残し、湘南にあるスーパーで、本社復帰を目指し、副店長としての業務に勤しむ日々。ある日、自宅アパートの窓から、箒に乗った女の子が突入!アリスと名乗る見習い魔法少女と彼女を見守る役目だという小動物“まるるん”に居候を決めこまれてしまった。慣れない女の子との非日常な暮らしの中で、少しずつ見えてくるもの、変化していくものとは?いかにもライトノベルのような設定から始まる、ハートウォーミングな家族小説!

著者等紹介

越谷オサム[コシガヤオサム]
1971年東京都生まれ。学習院大学経済学部中退。2004年「ボーナス・トラック」にて、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。2011年『陽だまりの彼女』で啓文堂主催「おすすめ文庫大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

135
ファンタジーと見せかけてそのうち種明かしがあるのかななんて思っていたら最後までファンタジーのままだった。いや、これを所詮「ファンタジー」と切り捨てちゃいけないんだろうね。半年待った図書館本でしたが栞代わりにページの角が折られた痕跡が多々あり不快でした。モラルない行為はよして欲しい。2017/06/26

ユザキ部長

134
この世には姿の見えない魔法使いがいるらしい。彼女の場合は生まれて2歳で魔法使い学校に通い日々勉強の後にこちらの世界に留学にきたと。夢は困ってる人を救うそうで、天災や難病こそ防げずとも多少の世の中の不思議な現象は魔法使いのお蔭との事。例えば幼児が5階のベランダから転落しても奇跡の生還した裏には魔法使いがいるらしいです。でも本当はこの同居生活ってひょっとしてこちらが勝手に魔法にかかってるだけなのかも知れません。気づく事にはちょっとした差なのか大分離れてるかわかりませんが。ちょっとした良いことって大切ですね。2017/02/21

おかむー

133
2年ぶりの新作は「やっぱり安心、越谷オサム」でしたよ。それが何だかやけに嬉しい久々の一気読み。『絶品よくできました』。見習い魔法使いに居候されることになった単身赴任中のスーパーの副店長をユーモラスに描く。とくればおめでたい魔法少女ファンタジーかと思いきや、後半に明かされるやるせない背景を温かく乗り越えてゆく結末に目が潤まされましたよ。主人公を青年ではなく41歳の家族持ちとすることで、ラノベ的設定でありながら父親の視点が軸となった疑似家族のドラマであることも温もりのある物語に大事な要素。超オススメですよ2016/11/27

ダイ@2019.11.2~一時休止

126
久しぶりの越谷さん、新作もイイ感じです。でもこういうキャラはどうしても脳内でよつばの○年後って感じに変換されてしまう。2016/12/18

kou

114
題名から、想像できないくらい重い設定だった。「子は親を選べない」って言葉を何度も思い出してしまった。この話は、アリスの人柄、そして、登場する人達の優しさで成り立っていたと思う。そう思うと心が暖かくなる気がした。今まで、何度か命の危機に直面したことがあるが、影ながら魔法使いが助けてくれてたりしたのかなぁ。2019/06/02

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