トランプが日米関係を壊す

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トランプが日米関係を壊す

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198641429
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

ドナルド・トランプの出現で大国・アメリカが壊れる。その最大の打撃は同盟国日本を直撃する! ワシントンからの緊急レポート!

米大統領選に立候補した不動産王、ドナルド・トランプの過激な舌鋒は現政権に怒りと不満を募らせてきた米国の人々を大いに刺激し、圧倒的支持を集めている。その主張は米国の孤立主義であり、世界の安定と繁栄の基盤となってきた立場から米国が下りることを示唆する。驚愕のトランプ旋風はなぜ起きたか。その果てに待つのは米国建国以来の危機であり地球規模の大混乱であり、その最大の被害者となるのは同盟国日本だ。ワシントンから緊急警告レポート!

【著者紹介】
1935年生まれ。東京大学英文学部卒業。59年にNHK入社。外信部、ニューヨーク、ワシントン支局長、米国総局長を歴任後、ハーバード大学客員教授に就任。現在はハドソン研究所首席研究員

内容説明

「トランプ旋風」という政治的混乱は、世界を支えてきた米国という地盤を破壊する!そして、最大の被害者は、日本だ!日本と世界の安定と繁栄を支えた米国はもうない。イスラム過激派が米国本土攻撃に踏み切る。TPPは成立しない―ほか、驚愕の未来図!

目次

第1章 なぜいまトランプか
第2章 アメリカは塀のなかに閉じこもる
第3章 自由経済体制が終焉する
第4章 ヨーロッパをロシアが併合し世界地図が変わる
第5章 中国経済はハードランディングする
第6章 世界政治が構造的に変化する

著者等紹介

日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年生まれ。東京大学英文学科卒業後、59年にNHK入局。外信部、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長、米国総局長を歴任後、ハーバード大学客員教授に就任。現在はハドソン研究所首席研究員として日米関係の将来に関する調査、研究にあたっている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

80
当時の反応はどうだったかは定かではないが、今、読んでみると著者の洞察力は大したものだ。アメリカ合衆国、現大統領 ドナルド・トランプが誕生することを予見し、その後のアメリカや関連国、世界に与える影響を見事に読み切っている。当時のアメリカの諸事情から考えると、トランプ大統領の誕生は必然ともいえる状況であったことが良く分かる。その後、トランプよってアメリカは世界を見ず、内向きの政治へと舵を切るが、その背景にあるのは他の大国と争うだけの力を失った米国の姿がある。日本との安全保障などに構ってはいられないのだ...2020/02/20

ぷれば

34
米国の動向や情勢を知りたく、新刊中心に目を通している日高氏による米国レポート。本書は、あまりにストレートなタイトルだが、現在シノギをけずる大統領選挙に重きをおいている。またトランプ旋風だけでなく、プーチンによる露の野望、中国などにも言及。第六章の世界政治が構造的に変化するか!?という点など、興味深く読了。2016/06/25

Eiichi

26
アメリカの政治を壊したのが、オバマで、国民の不満からトランプのような大統領候補が生まれたのだろうか?あまり日米関係には触れられていない内容だった。ワシントンからの警鐘ルポ、とあるが?少し違うような・・・2016/07/14

ひろし

18
この本は、トランプの人柄や主張、政策を吟味する本ではない。過激な主張を繰り返す彼がなぜウケるのか? 彼のような人物を登場させた原因とその土壌は何か?彼の登場によってアメリカが今どういう状況で、それがどのように波及していくのかを考察した本です。さて、この考察通りになるなら、いよいよ70年間先伸ばしにしてきたこと、見て見ぬふりしてきたことと向き合わなくてはいけなくなりそうです。個人的には望むところ。しかし、現実問題周囲の人を眺めたら不安しかない。太平の眠りなど、黒船が来てから醒めてたら今の時代はもう遅い。2016/05/17

九曜紋

13
本書はドナルド・トランプという人物の人となりや政治的信条を詳らかにするものではない。なぜこのような過激で危険な人物が大統領候補として注目を集めるかを明らかにする。結局、オバマが国際社会への関与をやめて国内問題、特にオバマケア等、貧困層への福祉政策を重視したことに原因がある。アメリカ国民はこの状況に苛立っている。軍事的野望を隠そうともしない中国、ロシアはオバマの弱腰につけ込み冷戦後の国際秩序を覆し、自分達の帝国再建を目指している。彼らにとってトランプなど敵ではない。日本にとっても対岸の火事ではいられない。2016/04/30

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