• ポイントキャンペーン

なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198639600
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0036

出版社内容情報

トマ・ピケティ推薦! 気鋭の経済学者が、いま世界で起きているメディア崩壊と民主主義の危機を予見!

「富の格差」の次にやってくる「情報格差」が民主主義を破壊する! インターネット社会の到来により、誰もがさまざまな情報にアクセス・発信が可能となることで、本当の民主主義が実現すると言われた。しかし一方で、没落した既存メディアが大資本に買い叩かれるようになり、情報の質の低下と権力による情報操作が行われ、逆に民主主義の危機が顕在化するようになった。この事態をどう転換させるか。トマ・ピケティ夫人でもある気鋭の経済学者が斬る!

【著者紹介】
1984年2月生まれ。新進気鋭の経済学者。ハーバード大学大学院で博士号を修得、パリ政治学院経済学准教授。国家経済委員会メンバー。本書は刊行されるや大きな注目が集まり、フランスの多くのマスコミで取り上げられ、高い評価を受けた。夫は『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティ氏。

内容説明

メディアは今、これまでになく弱体化している。ウェブ化の波の中で、新聞社は人員をデジタル部門に投入し、現場のジャーナリストの数は世界的に減少する傾向にある。また売り上げ低下に苦しむメディアは、救い主として現れた大富豪の手に牛耳られ、情報の質や独立性が犠牲となっていく。果たして、メディアの危機を救い、民主主義と真実を自分たちの手に取り戻す方法はあるのだろうか?気鋭の経済学者が、斬新で具体的な回答を提示する話題作!

目次

はじめに これまでになく弱体化しているメディアの救い方(コピー情報を掲載する競争;絶滅していく新聞 ほか)
第1章 メディア崩壊が真実を殺す(本当に情報の時代なのか?;新聞・雑誌のかかえるパラドックス ほか)
第2章 広告幻想の終わり(広告収入はなくなる;広告が新聞の自由を守る? ほか)
第3章 21世紀のための新しいメディア会社(デジタル時代の資金調達;市場原理がもたらしたもの ほか)
結びに代えて メディアと民主主義を守れ(駅馬車の最後;今こそ変革のとき)

著者等紹介

カジェ,ジュリア[カジェ,ジュリア] [Cag´e,Julia]
1984年2月生まれ。新進気鋭の経済学者。ハーバード大学大学院で博士号を取得、パリ政治学院経済学准教授。国家経済委員会メンバー

山本知子[ヤマモトトモコ]
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。東京大学新聞研究所研究課程修了

相川千尋[アイカワチヒロ]
1982年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。