出版社内容情報
吉田松陰の妹を二人まで妻とし幕末の動乱を生き抜き明治国家の建設に力をふるった男のもうひとつの明治維新の物語。
NHK大河「花燃ゆ」の副主人公・楫取素彦は、松陰の妹、寿を妻とし、のちに下の妹・文をも妻とした松陰の親友だった。幕末の動乱のなか松陰をはじめ多くの志士が倒れるなか、楫取は彼らの遺志をついで明治国家づくりに邁進する。群馬県の初代県令となった楫取は、富岡製糸場をはじめ明治日本の屋台骨を支える生糸産業を振興し、現在の群馬県の基礎をつくる。長州が幕末を動かし、上州が明治を支えた。知られざるもうひとつの幕末維新の物語。
【著者紹介】
ジャーナリスト。1942年(昭和17年)群馬県前橋市生まれ。早稲田大学政経学部卒業。日本経済新聞社記者、ワシントン特派員、政治部長、編集局長、常務取締役を歴任。テレビ大阪社長を経て執筆生活に入る。
内容説明
楫取素彦(小田村伊之助)―寿、文への愛と明治国家への誠。長州が幕末を動かし、上州が明治を支えた。知られざるもうひとつの幕末維新の物語。
目次
序章 前橋ステーションを後に
第1章 松下村塾の友
第2章 維新なる
第3章 新政府を支えた草〓(もう)
第4章 厩橋城の県庁
第5章 富岡製糸場の盛衰
第6章 海を渡った松陰の短刀
第7章 教育こそ国のもとなり
第8章 寿の死と文との再婚
第9章 群馬人気質と「至誠」の共鳴
余話 激動の時代にも流されず
著者等紹介
富澤秀機[トミザワヒデキ]
ジャーナリスト。1942年(昭和17年)群馬県前橋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞社記者、ワシントン特派員、政治部長、編集局長、常務取締役。テレビ大阪社長を経て執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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