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政治家抹殺―「再審請求」で見えた永田町の罠

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198636234
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

内容説明

特捜事件で“史上初”再審請求から見えた司法の暗部と悪しき権力闘争の歴史!全国民必見!「鈴木宗男事件」検察による「尋問シナリオ(実物)」を収録!

目次

第1章 事件化する悪意(政治家にとって「明日は我が身」;社会から隔離することの意味 ほか)
第2章 骨肉の権力闘争(清和会の文化も経世会の文化も知る政治家;日米安保を脅かす者への拒否反応 ほか)
第3章 検察は創作する(外堀を埋めてから政治家本人を攻めていく;議員バッジを外す危険性 ほか)
第4章 安倍政権と米国の罠(ごちゃ混ぜとしてのアベノ“ミックス”;対米関係で安倍首相は失敗する ほか)
特別篇 鈴木宗男事件「再審請求」の意味(弁護団に聞く(弘中惇一郎;佐藤博史)
ジャーナリストに聞く(魚住昭) ほか)

著者等紹介

鈴木宗男[スズキムネオ]
昭和23年(1948)、北海道生まれ。拓殖大学在学中に故・中川一郎衆議院議員と出会い、同氏の秘書に。中川氏の死後、昭和58年に衆議院議員選挙に初当選。以降、防衛政務次官、外務政務次官、衆議院議院運営委員長、北海道・沖縄開発庁長官、内閣官房副長官を歴任。自民党においては副幹事長や総務局長などの要職に就いた。平成14年(2002)、外務省をめぐるスキャンダルに巻き込まれ自民党を離党。同年、斡旋収賄ほかで逮捕。平成17年には「新党大地」を結成。平成23年「新党大地・真民主」を立ち上げ、代表に就任

佐藤優[サトウマサル]
昭和35年(1960)生まれ。85年にノンキャリア専門職員として外務省入省。在モスクワ日本大使館勤務等を経て、国際情報局分析第一課主任分析官。2002年、背任容疑で逮捕後、懲役2年6月・執行猶予4年の有罪判決。09年、最高裁の上告棄却で判決確定、外務省を失職。現在は作家として活躍する。著書に『国家の罠外務省のラスプーチンと呼ばれて』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(大宅壮一ノンフィクション賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

22
政治家抹殺 「再審請求」で見えた永田町の罠。鈴木宗男先生と佐藤優先生の著書。出る杭は打たれるということわざがあるけれど出る杭は打たれるが徹底されているのが日本社会。出る杭は打たれることを恐れない勇気ある人たちがしっかりと守られて活躍できる社会にならないと日本はいつまでも進歩しない時代遅れのまま。出る杭を打とうとするのはいつだって既得権益にまみれた古い常識にしばられた人たち。古い常識にしばられた人たちが打たれるようでないといつまでも変わらない。2022/10/29

Happy Like a Honeybee

6
アベノミクスでは株や土地を所有する犠牲資本が肥大化し、中間層がますますプロレタリアート化している現状。 世間の批判があるからと、希薄な証拠から無理やり事件化するのが日本の司法。 光市事件の判決など裁判所も世間の動向で判決を書く、ポピュリズム化に警鐘を鳴らす。2016/01/29

非日常口

6
最初の一ページが「尋問シナリオ」の証拠ペーパーという鈴木宗男/佐藤優が自身をハメた連中の名を暴露し続ける一方、注釈も丁寧で、政・官・法・裁判等の問題点や今話題になっている問題もまとめられている一冊。ウソのやらせ答弁をやった某元首相が震災時のかじ取りやっていたと思うと血の気が引く。おそらく今回実名で指摘された政治家・官僚にしろ、メディア、検察・裁判の慣習はあくまで氷山の一角だろう。メディアの流す情報を見て予想しているのか、予想をするよう誘導されているのか、自問自答し続けなければいけないのだと反省させられる。2013/06/25

ころこ

0
特に目新しいことはありませんが、彼がわりと筋を通すことで時には人間関係がうまくいかなかったことや、若くして大臣になったため大臣になれない同僚議員の嫉妬を買いやすかったと、遠まわしに回想しています。田中外相の敵役として負のイメージを強く印象付けられたうえに、あのアクの強い外見で随分損をしていますが、現在報道されている面積2分割論をみると先見の明があるといえます。現在の安倍首相プーチン大統領の関係を好機ととらえ、また表舞台に帰ってきたら北方領土交渉に進展があるかもしれません。2016/03/02

Kenta Takahashi

0
ヤルタ協定とその合意事項を確認したサンフランシスコ平和条約の観点から法的な返還論は分が悪い以上、政治決着しかあり得ない。鈴木、東郷、佐藤の3氏が対露外交の第一線に残っていればもしかしたら展開は変わっていたかもしれない。2013/08/30

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