激論 日本経済、崖っぷちの決断―アベノミクス後を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198635886
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

目次

第1部 日本は崖を這い上がれるか―質問と回答(シェールガス革命は二一世紀がガスの時代であることの象徴;アベノミクスでの物価上昇率二%を目標とした政府と日銀の真意;小泉改革への回帰が鮮明となった安倍政権による竹中平蔵の起用;三菱重工業と日立製作所の発電設備事業の統合の意義とは何か?;高炉にこだわっている鉄鋼メーカーは存続すら危ぶまれる ほか)
第2部 激論 長谷川vs中原―世界と日本はここまで変わる(揺れ動く日本企業の雇用制度;ハイブリッドの次に来る車は何か?;アベノミクスと今後の日本経済;経済が復活するアメリカとの付き合い方;ユーロ諸国と新興国は当分ダメ)

著者等紹介

長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年独立。1983年『世界が日本を見倣う日』で、第3回石橋湛山賞受賞。『日本はこう変わる』は60万部の大ベストセラーとなる

中原圭介[ナカハラケイスケ]
金融・経営のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」のエコノミスト兼アドバイザーとして活動。金融機関や企業への助言・提案や富裕層の資産運用コンサルティングを行う傍ら、執筆・セミナーなどで金融教育・投資家教育の普及に努めている。経済だけでなく、歴史や心理学など、幅広い視点から世界経済の動向を分析し、その予測の正確さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かつ

9
長谷川慶太郎氏の「激論」シリーズは今を語っており、また将来的な予想を理論的に語られ、また的中するところがすごく、驚かされる。今回討論相手である中原圭介氏は残念ながら独自の情報からの自分の意見は少なく、ただ単純に雇用を守れ、終身雇用制の復活、正社員を増やしてモチベーションを上げて社員一同仲良くやっていきましょう、という持論を語っていたが今の国際社会の競争の中いささか疑問である。今後の長谷川氏の予想は、シェールガス革命によるアメリカ経済力強化からの円安傾向。デフレの継続。ハイブリッドから電気自動車への移行。2013/08/22

T坊主

6
今回のお二人の対談はあまりぱっとするものではなかった。これといった新しい発見、発想は見当たらなかった。2013/08/24

turtle

2
長谷川さんの文章は初めて読んだのですが、大局的な見方をされていて、さすが長年第一線に居続けることはあるなぁ、と感心しました。 戦争がインフレを生むのであって、平和が続くとデフレになる、という説は興味深いです。中国の内戦が怖い。2013/09/15

myaon

2
自動車や雇用についてお二方の意見をみてみると、中原氏の方は若干希望的観測も含まれているのかなと感じた。時流を読むという観点では長谷川氏の方が合っているように感じたが、中原氏の精神論的な部分も支持したい気持ちもある。心の豊かさと経済的な豊かさは別次元のものだし、それを”格差”なんて言葉で表現して欲しくはないなとも思う。でも、シェールガス革命とTPPについてはほぼ一致しているようなので、これからも動向に注目していきたい。あとメタンハイドレートも。2013/07/10

shimbo

2
全体的に二人のこれまでの著書で書かれていた内容の繰り返しではありましたが読んでよかった。雇用問題や自動車産業の将来については、明らかに二人の意見が対立していたため、互いの論拠が明確化され、整理されたと思います。私の印象は、長谷慶さん圧勝、です。欧州の次の震源地はフランスかぁ…。中国が近い将来内戦状態に?この二点についてはもっともっと詳しく最新の情報を知りたいところです。2013/05/01

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