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国境のインテリジェンス

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198635756
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0031

内容説明

中国、北朝鮮、韓国、ロシア、アメリカ、そしてTPP。アベノミクスに浮かれるこの国が、「新・帝国主義化」する国際社会と渡り合うために、今、本当に必要な議論をしよう―。「ニッポン有事」を斬る、全国民必読の最新作。

目次

第1章 この国に「国境のインテリジェンス」はあるか
第2章 日本を狙う国際社会
第3章 外務省に外交能力はあるのか
第4章 沖縄と向き合うために
第5章 脆弱極まる!霞ヶ関
第6章 政権再交代となった元凶面々

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。85年にノンキャリア専門職員として外務省入省。在モスクワ日本大使館勤務などを経て、国際情報局分析第一課主任分析官。02年、背任容疑で逮捕後、懲役2年6月・執行猶予4年の有罪判決。09年、最高裁の上告棄却で判決確定、外務省を失職。現在は作家として、「国家の罠」(毎日出版文化賞特別賞)、「自壊する帝国」(大宅壮一ノンフィクション賞)などのノンフィクション作品から、小説、対談など、旺盛な執筆活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふぇるけん

14
お得意の外務省官僚の下ネタ話はまあ良いとして、中国やロシアとの関係、中国包囲のためにTPPを利用して日米同盟を経済面からも深化するという意図、沖縄米軍基地問題などマスメディアからだけでは絶対に見えてこない視座を与えてくれます。沖縄に多大な犠牲を強いて日本の安全保障という利益を中央が得ているという周辺→中央への搾取という構造が見えてきた。福島第一原発の構造にもつながる。沖縄問題についてはもう少しいろんな本を読んで基礎知識を深めていきたい。2014/02/14

くとほん

7
ちょっと題材が俗っぽい&個別具体的過ぎて、私には合わなかった。歴史や政治に関するしっかりとした基礎がある人が当時の情勢に関する一視点を仕入れるための本。佐藤優氏の他の作品のように抽象総論を求めると失敗すると思う。2020/05/12

Ted

7
'13年3月刊。△週刊アサヒ芸能の「ニッポン有事!」の連載記事を纏めたもので、第1章(「アベノミクス指南役たちの危うさ」他)のみ書き下ろし。中・韓・露との領土問題、外務省の変態官僚、沖縄の基地問題、TPPを中心に構成。「能力が低いのにトップに居ると国益を毀損する」と本書で攻撃の的にされているのは玄葉光一郎前外相と河相周夫外務事務次官。沖縄関連の記事では感情的になってしまい文章が荒れているのが残念。外務省をあれだけクールに批判できる著者でもやはり自身のルーツに関わる事となると冷静さを失ってしまうのだろうか。2013/05/01

よしひろ

5
今、この瞬間も歴史が作られていることを痛感する本。そのために、過去の歴史は当然として、教養や主張力も含めて国益を尊重した負けない外交を展開しないと、日本は世界と渡り合えない。鍛錬できる面はまだ残っている。2016/01/16

T坊主

5
1)沖縄は地政学的とは言え、差別化されていると。 又中央官僚や政治家は優越感からそう思っている。 こういうことは、原発でも大都市の近くにないことがわかります。リスクの面からも言えるのでしょうが。辺鄙な所、少数者がこうむる利益(交付金による地域利益)と不利益(万一の事故の際に受ける身体的苦痛等) 2)一部のばかな外務官僚によって国益が大いに損なわれている、これは他の省庁にも言えることだが。読んでみて程度の低い人物もいるものだ。こういう人達を何とかならないのでしょうかね。暴露してくれなければわからないのだ。2013/10/05

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