小沢一郎はなぜ裁かれたか―日本を蝕む司法と政治の暴走

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198633684
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

内容説明

『悪党小沢一郎に仕えて』で剛腕政治家を描き尽くした代議士と、「国策捜査」の暴力性を知る最強外交官が、「小沢裁判」のカラクリをすべて解き明かす。

目次

第1章 「悪党」は日本の政治に必要か
第2章 陸山会事件とは何だったのか
第3章 検察・国策捜査・裁判所の三つ巴
第4章 メディアの攻撃対象になるということ
第5章 新党から司法と政治を変える
特別編 裁かれた我々が見た塀の向こう

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、ノンキャリア専門職員として外務省入省。在モスクワ日本大使館勤務等を経て国際情報局分析第一課主任分析官。2002年、背任容疑で逮捕後、懲役2年6月・執行猶予4年の有罪判決。09年、最高裁の上告棄却で確定し、外務省を失職。現在は作家。著書に『国家の罠』(第59回毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(第38回大宅壮一ノンフィクション賞・第5回新潮ドキュメント賞)

石川知裕[イシカワトモヒロ]
1973年北海道足寄町生まれ。函館ラ・サール高校、早稲田大学商学部を経て小沢一郎事務所入所。2004年、民主党十勝の衆議院議員公認候補(北海道11区)の公募に合格。翌年、衆議院議員選挙に出馬するも落選。07年、比例区次点から繰り上がり当選。09年、2回目の当選を果たす。10年、小沢秘書時代の陸山会事件に関して、東京地検特捜部から政治資金規制法違反容疑で逮捕。東京拘置所に21日間勾留される。同年、民主党を離党。11年末、新党大地・真民主に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

13
「陸山会事件」で政治資金規正法違反で起訴された石川知裕。鈴木宗男事件で起訴され、512日間拘留された佐藤優。東京地検特捜部から取り調べを受けた2人が「小沢裁判」のカラクリを明かし、検察の実態や政治について語る。 2016/07/09

Humbaba

8
嘘をつかないこと。それは誰もが心がけ次第で可能ではあるが、実践することは誰にとっても非常に難しいことである。特に、職業上本当のことをしゃべることができないというのは充分に起こりえることである。しかし、そのようなときにも積極的に嘘をついて身を守ろうとするのは避けたほうが良い。それをしてしまえば、今後ずっと信用されなくなってしまう。2013/11/08

ちばっち

4
人に薦められて読んだ本です。読んでびっくり😲石川さんと対談しているのはその貸してくれた人なんじゃないかと思いました(笑)主義やしゃべり方がソックリです。影響受けすぎ😆石川さんも突然大災害にあったみたいな大逆境の中、心が折れそうになりながらも頑張っている姿を見て応援したくなりました。そんな中検察側にもスキャンダルが巻き起こり想像以上に拡がりを見せてすごい裁判だなぁと思いました。何を信じればよいかわからなくなりました。2019/07/09

Happy Like a Honeybee

4
当時、民主党政権を拒む検察との攻防。与党との蜜月ぶりを再考させる一冊。鳩山氏の周辺でも国策捜査があったのか。クローズアップされたのは石川議員。純粋培養のエリートこそ挫折した時、危険になりがち。検察官になる人物はいじめられた経験者が多い?恋愛も我慢し何年かけて司法試験に合格する。権力握った後にいじめ返す事で人生の喜びを見出している…。国家の罠に陥れられた人たちによる見解。2015/06/07

ランラン

4
東京地検特捜部の醜態が報道されましたが、地検の知られざる実態をつぶさに語っている内容です。小沢さんがなぜ裁かれたかは明確に示されていませんが、バックに見えざる権力が動いていることは確か。2015/05/10

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