超知ライブラリー
量子の宇宙でからみあう心たち―超能力研究最前線

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198623791
  • NDC分類 147
  • Cコード C0044

内容説明

世界は、時空間に特定の位置を占めることのない、奇妙な「全体論的」織り糸で編みこまれている。超心理体験はもはや、たぐいまれな人間の能力でも、神から授かった才能でも、通常の物理学を超越した魔法でもない。何世紀ものあいだ科学者たちは、時計仕掛けのようなメカニズムで万事が説明できると想定してきたが、20世紀を通してそれが誤りであることを学んだ。本書では、超心理の概念を「からみあう心たち」として探究し、日常生活や実験の場における超心理体験を考察する。何千もの管理実験の結果を分析し、懐疑論的見解を撲滅し、現代物理学が解き明かした世界の構造を探る。

目次

第1部 歴史編(はじめに―心のつながりを感じとろう;見えてきた新しい世界―現代科学の地平を超えて;日常にかいまみる超能力現象―テロを予言した者たち;超心理への信奉―信じる人は創造性が高い;隠されてきた歴史―魔術師から超能力スパイまで;不可能を可能に―超心理をしっかり吟味する)
第2部 実験編(意識に現れる超心理―その存在は統計的に証明された;無意識に現れる超心理―気づかぬうちに発揮される力;心物連関作用―心は物に影響するか;未来のできごとを予感する―時間を超えて;ガイアの夢―地球意識の鼓動を聴く)
第3部 理論編(新しい世界観―現代物理学がくつがえす日常の見方;超心理現象はいかにして起きるか―究極の説明をもとめて;次の展開―輝かしい未来に向けて)

著者等紹介

ラディン,ディーン[ラディン,ディーン][Radin,Dean]
超心理学者。イリノイ大学で修士号(電気工学)と博士号(心理学)をとったのち、大学、政府、民間の研究所をわたりあるいて、超能力の実証的研究を20年以上も続けてきた。現在、ノエティックサイエンス研究所主任研究員

竹内薫[タケウチカオル]
1960年東京生まれ。科学作家。東京大学教養学部教養学科、理学部物理学科卒。マギル大学理学系大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻)。Ph.D.(理学博士)。大の猫好きで知られ、最近はテレビやラジオのコメンテーターとしても活躍中

石川幹人[イシカワマサト]
マインド・サイエンティスト。東京工業大学理学部卒業。同大学院物理情報工学専攻などを経て、明治大学情報コミュニケーション学部教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

17
宇宙に存在するものに「分離」はなく、すべては精妙に「からみあって」います。量子論の発達により、遠く離れた粒子同士にも連関作用が働いていることがわかるようになってきました。量子論の構造と超能力現象の観察される事実が似かよっていることから、本書では「超心理」と呼ばれる連関作用が研究されています。様々な科学的実験を通じて、超能力現象が存在することがわかります。これまで不可能と考えられていた事実が存在すると思えてきちゃいます。人間の知覚能力の限界から分離幻覚が起きていたんですね。あれは何につながっているだろうか?2016/08/18

ラウディ

1
空気を読むとか、虫の知らせとか、何かが起きる予感がするとするとか、そういった類の第6感みたいなものが、物理学が進化してきたら科学的に証明できちゃいますよ、って感じでしょうか。能力だとしたら、使えば上手になるし、逆に使わないと失われるんだろうから、もっともっと意識していこう。2019/10/11

dexter4620

1
膨大な調査データよりも、暗視や透視、テレパシーのような超能力が誰にも備わっている事を知れる本。サイコロを振るときなどは、当然出目を願って振った方が良い。結局世界は光であり、ホログラムという事か。2019/02/16

たぬき

1
桁 2013/02/20

みくろん

0
専門的な内容であった。もう少し勉強してから読み直そうと思う。2014/10/16

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