日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198623623
  • NDC分類 319
  • Cコード C0030

内容説明

すでに世界はアメリカ抜きで動き始めた。日本はいつまでアメリカに縋りつくのか?アメリカの不在が露わにしつつある政治・経済の新しい現実を、綿密な取材と緻密な分析で明らかに。

目次

第1章 アメリカの覇権は終わった
第2章 テロリズムは脅威ではない
第3章 グローバリゼーションは崩壊した
第4章 貧困撲滅という虚構
第5章 地殻変動を起こす地球経済
第6章 新しい現実の中での欧州連合
第7章 中国は信頼できるか?
第8章 虚構にとって代わる真実

著者等紹介

ウォルフレン,カレル・ヴァン[ウォルフレン,カレルヴァン][Wolferen,Karel van]
1941年オランダ、ロッテルダム生まれ。1972年よりオランダの高級紙『NRCハンデルスブラッド』の東アジア特派員、1982~83年には、日本外国特派員協会会長を務める。1987年、フィリピンのエドサ革命の報道でオランダのジャーナリズム最高賞を受賞。その後、フリーランスで『フォーリン・アフェアーズ』や『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』などに寄稿するとともに、アムステルダム大学教授を務める。日本社会のしくみを批判的に分析した『日本/権力構造の謎』(早川書房)は、日本のみならず世界10カ国で翻訳され、日本研究の必読文献として知られる

井上実[イノウエミノリ]
翻訳家。早稲田大学法学部卒。米国ミネソタ州マカレスター大学留学後、英字新聞記者を経て、中国遼寧省・大連民族学院に留学。その後、大連大学東北史研究センター研究員となり中国東北地域の現代史を中心とする研究に従事。英語および中国語の訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ceskepivo

7
9.11後のブッシュ政権について「一般的にいって政治家たちは恐怖におののく有権者を歓迎するものだ。なぜなら恐怖に凍りついている人々は、コントロールしやすく、権力者に容易に従うからである」と述べる。さらに、「このような手法が現実に可能になったのは、アメリカの一般社会が無知だからである」としている。このような恐怖をあおるやり方は、現在の日本の政治でも見られないだろうか。有権者の政治リテラシーが問われる。2015/08/16

まめタンク

1
2019年306冊目。アメリカの支配が終了し、世界はどうなっていくのか?変わる世界情勢を綴る。フランシス フクヤマ氏の「歴史の終わり」を、彼の主張は間違っている。彼の本が売れたのは英語で書かれニューヨークタイムズの書評欄に載ったからとバッサリ。正直、ちょっと難しい。そのうち再読してみよう。2019/11/30

renren

0
「ネオリベラリズムの弊害と終焉」に絞るならそれなりに読める。が,いかんせん,アメリカ憎し?のあまりか,重大な事実を(故意に?)見逃したまま論を進めているので,結果的に全体として超眉唾物,噴飯ものに仕上がっている。特に中国に関するお花畑見解(中国が危険視,敵視されるのは,成功した新興の工業化のため,アメリカの陰謀だ。あの国は何の問題もないいい国だ)については,07年出版ということを差引いても「阿呆か」のひとこと。「自治区」の惨状,農民反乱,戸籍による差別,環境破壊について知ろうとしたのか。評論家として恥を知2009/09/17

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