喪失

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198622787
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

追憶は、ときに残酷である。誰もが胸に持つ忘れ得ぬ思い。失われたもののかけがえのなさ…。ただ一度の出会いに、画家とモデルとして深く愛し合ったふたり。約束の再会を待たず夭逝した画家の思いは、究極の愛の形見として結晶した(「永遠の至福」より)。ロマンチック・ミステリーの新境地を拓く巨匠会心の作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆにこ

4
森村さんの作品は初読みでした。生きていれば失う物は沢山ある。けれど、そこから立ち直る事も必ずできる。そう信じたい。2012/05/30

火星人碧

2
収録された7篇すべてが大いに愉しませてくれる。すべてに棟居が登場するが、社会派推理というような趣はあまりない。むしろ、社会のどこかで起こっているドラマを短く切り取って見せることに重きを置いているようだ。収録作のなかには隠惨な事件もあるが、どれも最後に少しだけ救いの光がある。それがいいところだと思っている。突出した作品はないが、それは平均して出来が保たれているから。熟練の腕である。強いて挙げれば「一期のクラス会」と「地球から逃げた猫」が好きだ。2015/11/25

石田 正直

2
20年ぶりの森村誠一さんの本、期待通りでした。また、はまりそう 2015/11/24

mari

2
久しぶりの森村さん。棟居を取り巻く環境のリレー集。冒頭の写真の話と、同窓会の話が特に印象に残った。人はみんな生きてくうちに何かを失ってく。それは必然で、でも得るものだってある。再生だって出来るって信じたい。2012/01/22

そのぼん

2
棟居刑事シリーズの短編集でした。軽く読めました。2011/09/19

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