内容説明
恋が毒なのは知っています。やみつきになりますから。至上の恋愛小説。
著者等紹介
小手鞠るい［コデマリルイ］
岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。１９８１年第７回サンリオ「詩とメルヘン賞」を受賞。９３年「おとぎ話」で第１２回「海燕」新人文学賞、２００５年『欲しいのは、あなただけ』（新潮社）で第１２回「島清恋愛文学賞」を受賞。９２年からニューヨーク州ウッドストックに在住。恋愛小説の新しい書き手として、人気上昇中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あつひめ
29
恋は毒。よ～くわかります。でも・・・毒を喰らわば皿まで・・・とまではいかないのが恋でもあるのかもしれない。魅力がありそうに見えるのはほんのつかの間であり、魔が差した瞬間とも言えるかもしれない。別れ上手は恋上手・・・なかなかそうなれそうでなれないのが人の恋。小手鞠さんの作品を読むとついつい恋に身を任せたくなってしまう。高層ホテルから見下ろした眩い光の数だけゴロゴロと恋が転がっているのかもしれないけど・・・。2011/01/31
星落秋風五丈原
17
「あなたにあげられるものは、すべて、あげる」と、恋した女。「彼女の躰と僕の躰が別々なのかおかしい」と、恋する男…。一瞬の官能のきらめき感じる、大人の恋愛小説集。『問題小説』連載５話と書下ろし１話を収録。2008/09/04
ぶんこ
17
短編4作目まで読んできて、後はパスしました。 どの話も同じような話に思えて。 これらを恋というのでしょうか？ いい歳をして青臭いと言われそうですが、私にとっては恋とはいえない。 のんびり、ほっこり、平凡で穏やかな毎日が好きなので、読むだけで疲れました。2014/05/24
はるま
14
初読作家？と思いきや、ここ読メで既読登録ありましたねぇ(いやいや備忘録としては最高です)家にずっと積読されていて、そう我が街図書館の除籍本 6作からなる短篇集 どろどろとした純愛？性愛？官能的な表現も描かれています 男女がいる限り、人を愛する力は素晴らしいです 生きていくパワーになりますね 舞台は同じ、東京の新宿駅南口の高層ホテル 20階のティールームってのがいいですね もちろんホテルなので階上には客室もあるわけで、そこでは大人の男女の濃密な時間がね 最後の「空飛ぶ魚」がよかったです 著者の他作品読みたい2024/02/10
ｈｉｒｏｍｕｒａ
7
久しぶりの小手鞠るいさん。2006年の本。六作とも性愛がテーマという感じ。好きなのも嫌いなのもあったが、これを初めに読んでいたら、小手鞠作品を手に取らなくなったかも。2023/09/16
