毒蟲VS.溝鼠

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198621551
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ここまで凄まじいバトルが描かれた小説がいままであっただろうか?あらゆる嫌がらせからブラックな脅しまで、人気シリーズならではの仕掛けが満載の痛快クライムノベル。

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年生まれ。金融会社勤務を経て、現在は都内各所でコンサルタント業を営む。第七回メフィスト賞受賞作『血塗られた神話』(講談社ノベルズ、講談社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hanchyan@連戦連勝の前には必ず負けがある

25
「無間地獄」「カリスマ」以来の新堂さん。十数年ぶりに読んだがやっぱ容赦ねえなあ。指とか目とか○○とか(笑)思わずウウぅ~~ってなりヘンに体に力が入るぞ!読んでてとにかく痛いのなんの(笑)。ただ、中盤以降はエンタメ特化してくるので、ヤンマガとかゴラクとかに載ってそうなはなしだなあここまでやるのかよゲシシ♪って感じで楽しく読めちゃいました(笑)。人間て慣れる生き物で、薬物毒物への耐性はおろか「思わず眉を顰める表現」てのにも慣れてしまうものだが本作は画期的なカンフル剤。めっちゃ効いた(笑)。とても面白かった。2016/03/29

ふじこ

18
ヤバイね。新堂さんありがとう。家族が、親族がたとえ縁を切ろうと私は貴方のこの類の作品をリスペクトするよ。エログロさと変態ぶりがツボった。苦手な人は辞めた方がよろしいかと。 別れさせ屋の経験があるので個人的には毒蟲応援していたけどやはり最後裏切るのはいつも女。こちらも読んでてテンション上がってるからあの醜女に溝鼠の如くフィストダブルホール責め位ぶちかましたくなった。(当方女) 久々の小説、しかも好みに寸分の狂いもなく当てはまったから一気に読破。他の溝鼠シリーズに期待。2019/09/22

Gemi

18
2作続けての黒新堂物。鷹場英一の行動と考え方に慣れてきたのかサクサク読めた。もちろん前作同様、豪腕作家として相応しい内容。ページを開くと「溝鼠-鷹場英一 お前を生み出したことで、私は様々な被害を被った。しかし、後悔はしていない。なぜなら、お前のような『悪魔』を描き切れるのは、私しかいないという自負があるからだ」の言葉に期待感が増す。溝鼠vs毒蟲のグロテスクで暴力的な団体戦。解説が異常なまでにこのシリーズを神格化し過ぎてて面白い。そして「溝鼠 最終章」なる作品がある事を知った…いつか出会ってしまうのだろう。2014/08/20

hiroy

8
続編。再読。実はmy first 新堂。何年か前に書店で買ったのを部屋をひっくり返して発見。全く筋を覚えていず、まるで新作を読んでいるかのよう。でも1680円は高いw いやー、すがすがしいほどの腐れ小説ですなw(←褒め言葉、かな?)エログロつーかグロしか出てこないが、前作よりも突き抜けていらっしゃる。毒蟲を操る肉体派の変態と生存本能に長けた残酷趣味の変態の戦いで、(ヤギほどの人材はいないが)脇を固める変態も素晴らしい。毒蟲は男子が大好き、作者も大好きな分野。他は結構キツイ描写あり。素人にはお勧めできない。2012/06/11

hannahhannah

7
溝鼠シリーズ第二弾。宝田組との抗争から二年。マニラに潜伏していた鷹場が顔と名前を変え帰国、復讐代行業を再開していた。あるとき、依頼者がお礼参りを受け、殺害される事件が発生。殺したと目されるのは蠍や大百足といった毒虫たちを使い、別れさせ屋業を営む異様な大男、大黒だった。数年前に起きたあることから大黒は鷹場に強い恨みを持っており、血を血で洗う抗争が再び幕を開ける。前作の執拗さ、狡猾さは減退。その代わりに拷問描写が更に苛烈になっている。前作で人間らしい面を垣間見せた鷹場も完全に極悪な人間となった。鷹場、大黒それ2006/05/16

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