風神秘抄

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  • サイズ B6判/ページ数 590p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198620165
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

坂東武者の家に生まれた十六歳の草十郎は、腕は立つものの人とまじわることが苦手で、一人野山で笛を吹くことが多かった。平安末期、平治の乱に源氏方として加わり、源氏の御曹司、義平を将として慕ったのもつかの間、敗走し京から落ち延びる途中で、草十郎は義平の弟、幼い源頼朝を助けて、一行から脱落する。そして草十郎が再び京に足を踏み入れた時には、義平は、獄門に首をさらされていた。絶望したそのとき、草十郎は、六条河原で死者の魂鎮めの舞を舞う少女、糸世に目を奪われる。彼女の舞には、不思議な力があった。引き寄せられるように、自分も笛を吹き始める草十郎。舞と笛は初めて出会い、光り輝く花吹雪がそそぎ、二人は互いに惹かれあう。だが、その場に、死者の魂を送り生者の運命をも変えうる強大な力が生じたことを、真に理解したのは糸世だけだった。ともに生きられる道をさぐる草十郎と糸世。二人の特異な力に気づき、自分の寿命を延ばすために利用しようとする時の上皇後白河。一方草十郎は、自分には笛の力だけでなく、「鳥の王」と言葉を交わすことができる異能が備わっていることに気づく…。平安末期を舞台に、特異な芸能の力を持つ少年と少女の恋を描く、人気作家の最新作。

著者等紹介

荻原規子[オギワラノリコ]
1959年東京に生まれる。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。1988年「空色勾玉」でデビュー、日本児童文学者協会新人賞を受賞、アメリカでも翻訳出版されて話題を呼ぶ。古代を舞台とした「勾玉」をめぐるファンタジーは、「白鳥異伝」「薄紅天女」(赤い鳥文学賞受賞)で三部作をなす(いずれも徳間書店刊)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirune

73
雄をめぐって複数の雌が対立するとかなり怖いことになるというのは、鳥彦王は自分のことを言ってたのね^^;鳥彦王が可愛くて可愛くて!草十郎とずっと良いコンビでいて欲しかった☆長いけど、ワクワクしながら読んだ面白い物語でした♪因みに鳥彦王は草十郎とのみ話しができる鳥の王になるべく修行中のカラスなのですよ。2015/01/20

Rin

61
【図書館】人が大きな、とても大きな力を持つということ。その危うさが伝わってくる。誰かの運命さえ変えてしまう、強大な権力も手にいれることができてしまう。それが幸せとは限らない。草十郎にはイライラさせられることも多かったけど、自分で考えて自分で決める。きちんと行動に責任を負うことを学んだ姿は頼もしかった。なによりも、鳥彦王がとっても魅力的。彼のお陰でぐんぐん読み進めることができた。勾玉シリーズを思い出しながら、笛の音と舞を想像しながらの読書。草十と鳥彦王の絆はきっと続いていくはず。次作も楽しみです。2017/09/23

たか

52
『勾玉シリーズ』の世界観や流れを汲んだ史実ファンタジー。勾玉三部作に比べると、時代が下っている分、より史実に裏打ちされた物語になっている。 時代は平安末期、特異な芸能の力を持つ草十朗と勝ち気なヒロイン糸世の恋の行方を縦軸に、草十朗とカラスの鳥彦王との旅の絡みを横軸に描いている。烏彦王が実に魅力的。若い人向けの作品か。C評価2019/01/12

藤月はな(灯れ松明の火)

41
J嬢から拝借。これで勾玉シリーズ+その後のお話は一応、完読です。平治の乱や後白河法皇、源頼朝など現在の大河ドラマでも放映されている貴族から武士の権力移行が描かれています。後白河法皇は自分の言動を半ば、意識的に知っているからこそ使い、人を利用する心は性質が悪いです。その分、草十郎と糸世の繋がりに照れてしまいます。まさか「空色勾玉」の鳥彦王が登場したのは驚きました。彼の気苦労の多いこれからに幸あれ^^2012/05/27

ちゃいろ子

39
4回も読んでいる自分に驚く。そして歴史物にハマって読み直したことで、こんなにも史実と絡ませて描かれていたのだと改めて感動。(己の読みの浅さにも驚く。それは今もたいして変わっていないのだが😭)平家が頼朝を殺さず流罪にしたことの背景に糸世と草十郎が、後白河法王が、、。 そしてなんと言っても鳥彦王。影の主役!孤独だった草十郎を支え続けた鳥彦王と烏たちが最高に好きだ。 「捨て童子」を読んだ時に魅力された傀儡たちが、この作品でも大きなキーワードになっている。いま、影武者も読み始めたので興味は尽きない。2022/03/20

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