内容説明
奪うか?護るか?宝くじの三億円は誰の手に!底なしのバカ三億円長者vs非情の詐欺師軍団の壮絶な闘争。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年大阪生まれ。金融会社勤務を経て、現在は都内各所でコンサルタント業を営む傍ら執筆活動をしている。『血塗られた神話』(講談社)で第7回メフィスト賞を受賞して作家デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
伊藤勝大
4
☆☆2018/08/22
としき
2
まさに「今でしょう!」3億円年末宝くじが当選したらのドタバタ喜劇!この時期ついつい宝くじが当ったら・・・という話をよく聞くが、そういう想像をするだけでもワクワクするもの。主人公の馬鹿さ加減には呆れて、やっぱり笑えた。もしも当たったら、自分だけの秘密に出来るのだろうか?ついつい口走ってしまうのだろうか?つい、そんなことを考えながら読み切った。2013/12/26
ゆ
2
再読。タイトルが深い。まずは『護れ』、次第にこれは『奪え』なんじゃないかと思うようになり、二転三転、騙し騙され、最後はやっぱり『護れ』で正解。いやぁ、面白い。前に読んでから5年ほど、捨てずに本棚に寝かせていたかいがありました。2012/04/19
きまぐれちゃん
1
ダメダメのダメリーマンが宝くじで三億を当てたものの、色々な人に狙われて揉みくちゃにされる話。主人公はダメな上に見栄っ張りという、1ミリも愛すべき点のない男で家族もヒドいので痛い目に遭っても何とも思わなかったし詐欺師の手口を見るのが面白くて長いのに最後まで飽きずに読めました。人物描写がグロくて内容はあんま女性向けじゃないけど(笑)宝くじが当たった人って物凄く興味があるけど、夫婦+その親ぐらいに留めといた方がいいね、教えるの。あとはご自分の立場を知ってないってのも相当怖い!(笑)2017/07/10
はな
1
とにかくもー三億当たったダメ男がとてつもなくダメすぎる。しかも新堂作品ではお馴染み見栄っ張りキャラ。心の中はものすごい毒づいてんのに、表面はヘコヘコ。こういうダメ男書かせると最高です。あと、背が高くてセクシーボディで涼しげな眼元ですっきり通った鼻筋で薄く形のいい唇で鋭角な顎のラインのイケメンね。もーあんたの頭ん中ではイケメンといえばこれしかないワケ?ってぐらい毎度お馴染みのキャラ設定。他の登場人物もことごとく濃い。誰も死んだりしないし、読後感も重くない。ルパンの映画見終わったような感じ(言いすぎです)。2014/10/23