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押井守の映像日記 TVをつけたらやっていた

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198618087
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

「資料やビデオに頼らず(いい加減な)記憶に基づいて映画を語ろう」―鬼才・押井守が、自宅のTVで(たまたま)鑑賞した映画について好き勝手に綴る、異色の“無責任”映画エッセイ。

目次

2001(ジャンル女優のススメ『蛇女』;オカッパ頭のお姉さん『聾者の楽園』;ドラグノフのタマ『チェックポイント』 ほか)
2002(ミスキャストのレオン君『ザ・サバイバル』;グリグリ目玉に目が点『うずまき』;「醜いアヒルの子」の方程式『ウェルカム・ドールハウス』 ほか)
2003(堂々15分の自主映画『さぬき馬鹿伝説「がいな奴」』;執念のモミモミ『インビジブル』;巨乳の功罪『zero WOMEN3/警視庁0課の女』 ほか)
あとがきにかえて 押井守インタビュー

著者等紹介

押井守[オシイマモル]
映画監督。’51年生まれ。東京都出身。東京学芸大学教育学部美術教育学科卒。大学在学中、自主映画を制作。’77年、タツノコプロダクションに入社。スタジオぴえろを経て、フリーに。主な作品は『うる星やつらオンリー・ユー』(脚色・監督/’83年)、『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』(脚本・監督/’84年)、『機動警察パトレイバー』(監督/’89年)、『機動警察パトレイバー2the movie』(監督/’93年)。’95年公開の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(監督)は、アメリカやイギリスでも公開され、翌’96年には米ビルボード誌でセルビデオチャートNo.1を獲得する世界的話題作となった。OVAや実写映画の監督も手掛け、近作は’01年公開の実写映画『Avalon』。小説やゲーム、コミックの原作などの執筆活動も幅広く行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bo-he-mian

11
2000年代初頭のころの連載を書籍化したものだけど、当時ですでに押井氏は「映画館で映画を観ない」状態になっていたのはチョットだけ驚き。で、主にケーブルTVで観た映画で、知名度の低そうな変な映画を、しかも全部きちんと観ていないのに、あいまいな記憶と思い込みで好き勝手に語るシネマ・エッセイ・・・というほどオシャレなものでもないが(笑)。個人的な偏見も相当入っているので、映画の事をあまり知らない人間が読むと、間違ったイメージが植えつけられる危うさもある。まあそれは本人が最初にちゃんと但し書きしてるけど。2022/06/15

あなた

9
脱力系偏愛エッセイ。でも、押井の映画自体、そうなのである。ビューティフルドリーマーは、ゴダール・トリュフォー・フェリーニが緩用してあって驚いた覚えがあるが、高橋留美子はいやだったに違いない。「型」を用いる割には、その「型」を無視するのが好きなひとで、だから原作者やファンから切れられたりもするが、だからこそ「思想的」にやるとファンにも初見にもわけがわかんなくなるので、押井にとっての「型」っていうのは、やりたい放題の器だったうる星やつらがいちばんよかったんだよなあと思う。あとメディアミックスのパトレイバーとか2009/08/19

h_nishihara

4
 深夜や休日の昼間になんの気なしにテレビをつけてみたらよく知らない映画をやっていて途中からだがダラっとみてしまったという経験はないだろうか。この本はだれにでもあるそんな日常を描いた映画レビュー本。作者は押井守。  本当にテレビをつけたらやってた映画について感想がかかれているから当の本人もストーリーを知らないときもありその脱力感も売りな一冊。こんな内容であってもこの本を売り物に出来るのはやはり監督・押井守の洞察力の鋭さだろう。ある映画から抜き出したワンシーンに対する批評・考察・妄想はさすがといえる。2012/12/01

go

2
このシリーズ第一作ということで、まだちゃんと語っているというかまだ真面目。かと言って後のがつまらない訳ではない。そんなに期待して読むものでもない。風呂に入りながら適当に読んだ2022/04/21

ビーフハート

1
評論として構えてないだけに、著者の偏った嗜好に接することができたような気がする。大概が苦笑ものの脱力的な内容なのだが、ほんのときたま、製作者としての哲学/矜持が垣間見えたりするのも興味深かった。2017/03/15

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