内容説明
若い新聞記者のティベは、とても恥ずかしがりやで、知らない人に話を聞くことができません。「ちゃんとしたニュース記事を書かないとクビだ!」としかられて、しょげていた日のこと、ティベは、ミヌースという名前の不思議な若い女の人に出会いました。ミヌースは、「わたし、今までネコだったんです」と言うのですが、ティベには信じられません。でもたしかにミヌースは、しぐさがネコにそっくりだし、何より、ネコのことばがしゃべれたのです。ミヌースが、泊めてもらったお礼にと、ティベの記事のために町じゅうのネコたちから聞いてきたくれたニュースは、どれもほんとうでした。ティベの仕事は、「ネコのニュースサービス」のおかげで、うまく行くようになりました。そんなある日、野良ネコ・ノラの子ネコたちが、行方不明になり…?「オランダの子どもの本の女王」と称えられる、アンデルセン賞受賞作家シュミットの代表作。「ネコのミヌース」は、オランダで銀の石筆賞を受賞、世界の十カ国以上で翻訳出版されている人気作品です。
著者等紹介
シュミット,アニー・M.G.[Schmidt,Annie M.G.]
1911~1995年。オランダのカペレ生まれ。子どものための物語・詩・劇の作家として活躍し、“本物のオランダ女王を超える女王”と称えられた。1964年には青少年文学のための国家賞受賞。1988年には国際アンデルセン賞を受賞したほか、「魔法をわすれたウィプララ」(あかね書房・絶版)と「オッチェ」(未訳)では金の石筆賞を、「ネコのミヌース」「ペテフレット荘のブルック」(未訳)では銀の石筆賞を受賞。ほかの作品に「天使のトランペット」(あかね書房・絶版)、「鼻の島特急」(角川書店刊)などがある。自由でのびのびとしたその作品は、ヨーロッパを中心に、広く読みつがれている
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