内容説明
未来が詰まった卵の殻が割れそうで割れず、人々がじりじりしている20世紀末の今、前例のないほど「凶暴な未来書」が出た。権威があればあるほど、専門家であればあるほど、なぜ未来予測を見誤るのか。彼らの「見事なまでの近未来予測の的はずれ」を検証し、むしろ500年後から近未来を見る方が合理的であると著者は言う。
目次
科学の予感は「未来」に必ず裏切られる
真の予言者は、誰か?
技術の進歩と富の蓄積
人類滅亡ヒポコンデリー
次の氷期の到来
歴史学の死
不死の探求
オメガ・マンの世界
究極の兵器
海洋開発
民間企業による宇宙開発のはじまり
月への帰還〔ほか〕