内容説明
アフガンからチェチェンまで何がロシアに起きたのか?次期大統領候補ナンバー1の衝撃証言!ロシア激動の現場に立ち会い続けたアフガンの勇士・レベジ将軍が混迷するロシアの実相を激白。世界初公開「エリツィン政権の133日」も収載。
目次
1 空への憧れ
2 アフガニスタンへの道
3 華やかな日々、平凡な日々
4 混乱の時代へ
5 ホワイトハウスの防衛者
6 エリツィン政権の一三三日(日本版特別書き下ろし)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shimada1986
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ソ連のアフガニスタン侵攻や第一次ナゴルノ=カラバフ紛争でのアゼルバイジャンの治安維持の状況等が元ソ連軍人である筆者により語られている。アフガンでは、アフガン政府軍とソ連軍が共同して、ゲリラと戦う場面があるが、アフガン政府軍によるゲリラとの内通、捕虜をゲリラと民間人に区別することの困難等、治安戦の難しさが読み取れる。タジク人ソ連兵の通訳としての活用、ソ連に留学したアフガン人政治将校をアフガン政府軍へ配置する等の施策もあったが、民衆の理解は得られず、アフガン政府軍の状況も改善されなかった。2021/08/09