Tokuma novels
毒蟲VS.溝鼠

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  • サイズ 新書判/ページ数 334p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198507763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

決して関わり合いになりたくない男。大黒にとってこれ以上のほめ言葉はなかった。記録的な猛暑だというのに、黒いシャツに黒いスーツ。ヘミングウェイさながらの黒々とした口髭に顎鬚。彼は毒蟲の異名を持つ別れさせ屋だ。恋人の志保が鷹場にたぶらかされたことから、根深い復讐心を抱いていた。一方、溝鼠の別名を持つ鷹場は、誰よりも金に執着し、軽蔑されることなど屁でもない逞しい生命力を持った男だった。新堂冬樹のロマン・ノワール・シリーズ。

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年生れ。金融会社勤務を経て、現在は都内各所でコンサルタント業を営むだけでなく、芸能プロも経営するビジネスマン。第七回メフィスト賞受賞作『血塗られた神話』(講談社ノベルス)でデビュー。以後、ノワールの第一人者として話題になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Dai(ダイ)

16
ここまでくると、小説と言うよりは自己満足したいが為に書いた妄想記としか思えない。ストーリーもなにもなく、ただひたすら、グロと、変態、変人、倒錯者のオンパレードである。ただし、怖いもの見たさのような、おぞましいものであるにもかかわらず目を離すことが出来ない筆力はあるのだろう。決して続編は書かないでもらいたいものである。また、手にしてしまうだろう自分が嫌になりそうだから。2013/04/01

DK

1
溝鼠・鷹羽によって恋人を失い、屈辱を受け、闇に足を突っ込んだ毒蟲・大黒と、二人の配下の性格破綻者と倒錯者による変態バトル。前作で見せた複雑なストーリィ展開はなく、私怨と復讐によってひたすらに突き進み、シリーズ的なサービスを使った罠から意外にあっさりとしたクライマックスは、毒蟲とのバトルというよりも、澪からの解放、源治からの超越という鷹羽のイニシエーションとも読めた。2009/11/15

のりすけ

0
あまりにも普通じゃない人が大集合すると、それぞれが個性を打ち消し合ってどいつもこいつもただのおかしな人にしか思えなくなる不思議。これといった山もなく変な人達が変なことをして変な世界で完結するだけのお話。もうあんたら勝手にやってな…そんな感想しか持てませんでした。グロや、きちゃない描写は全然平気ですが、このタルさには参った…。2013/09/07

あるいてく

0
下種の中にユーモアありの前作に比べると、エグさとグロさだけ強調されて振り切ってる感はあるけど、遣り過ぎで只のB級スプラッターになってしまった感じ。登場人物の魅力が薄くほとんどあっさりフェードアウト。やっぱ八木は偉大だったなあと。。2012/04/04

モーリス

0
ふつう

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