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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
兵士O
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この後半にある、少年と竜が触れ合っているシーンはとても好きなのですが、その竜がテルーの本当の姿で、ラスボスのクモを業火で焼き尽くすシーンが手前にあるということが、本当に残念です。3巻目でも書きましたが、この善悪の単純な二元論でこの映画が構築されていることが、吾朗監督の限界のような気がします。しかし、吾朗さんのどこか寂しい心象風景ですね、竜と少年のシーンは。「テルーの唄」とその感性は同じものなのだと思います。この作品はそういう意味で、僕の中に複雑な印象を残しながら存在している映画です。僕に画力があれば……。2018/09/25