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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
兵士O
1
アドラー心理学の入門書を読んで僕が思うことは、どんなに意味深なことをそのキャラクターが喋っていても、具体的な行動に反映させられなければ、その行動こそがそのキャラクターの選んだ選択なんだな、ということです。この巻のアレンやハイタカの台詞や行動を見ていると、要はクモを邪悪な存在として排除すればいいよね、という風に僕は理解しました。原作者のル=グウィン氏がブログに寄せたメッセージを見ていると、そんな単純な意図でこの作品を書いた訳ではなく、「悪」の排除こそが我々の傲慢さにつながっているんだ、と僕は受け取りました。2018/09/09