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内容説明
花房市にはふたつの高校があった。名門の県立花房高校と落ちこぼれ校の私立花房学園である。丸山家では高3になる長男の栄作が、その私立に通いひとつちがいの弟、保は県立に通っていた。そんなある夜、家族が揃った食卓にごちそうが並んだ。栄作が生徒会長に選ばれたのである―。私立花房学園の男女生徒34人が、“自分たちの心の叫びを”パフォーマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mataasita
2
偏差値だけで学力だけで自分たちの価値を決めよう、見分けようとする大人たちへ心の声を届ける。高校生たちの叫び。すがすがしい。2018/08/01
dubian
1
片岡鶴太郎の教師役が良かった。NHKでドラマ化されていた。主演に江口洋介、父親役に橋爪功など。落ちこぼれという劣等感に悩む主人公とそのクラスの子供たちが、文化祭でその心のありようをそのまま伝えるパフォーマンスに取り組んでいくことで成長していく。そんな生徒たちと真正面から向き合う「イマイチ」こと片岡鶴太郎の好演が光る。2010/03/20