徳間文庫<br> 冬の旅―音楽評論家のスモン闘病記

徳間文庫
冬の旅―音楽評論家のスモン闘病記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784195990292
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

1968年、“ダンプの鳥さん”と呼ばれ、人一倍精力的に活躍していた音楽評論家の著者は、スモン患者となった。当時原因不明の奇病とされていたスモン。真因は歪んだ医療制度が生み出した薬害であった。視力障害、手足の麻痺、そして失職の不安。病苦に苛まれる日々を支えたのは、病いと闘った古今の作曲家たちと音楽であった。医療制度のあり方を問い、誰の身にも起こりうる薬害の恐怖を訴える感動の闘病記。

目次

消えた石灯籠
“ダンプの鳥さん”
ダンプふたたび走り出す
運命の時
秋の落日
蝕まれゆく肉体
社会への訴え
感染説の波紋
わたしを支えてくれたもの
奇病一転して薬害
冬の旅
スモンとはなにか
イームズの安楽椅子
これでよいのか日本の医薬行政
付 キノホルムを含む薬品