徳間文庫<br> 青年―若き日の伊藤博文・井上馨〈下〉

徳間文庫
青年―若き日の伊藤博文・井上馨〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p
  • 商品コード 9784195981238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

外国かぶれの臆病者、国を外夷に売る奸賊と誹謗され、刺客に狙われながらも、井上聞多と伊藤俊輔は懸命の奔走を続けた。だが藩是たる尊王攘夷の壁は厚く和平はならず、遂に四国聯合艦隊は馬関を攻撃、これに幕府の征長軍進発も加って、長州は存亡の淵に立たされた。混乱と絶望と虚無に襲われた二人だったが、折しも幽閉を解かれた高杉晋作から回天の策を授けられるに及んで…。著者の記念碑的作品の完結篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん

3
なんというか、非常に清々しい物語だった。サトウ視点で語りかけてくるところがいいな。われわれ現代の日本人はもはや幕末を見るには遠い隔たりがあるだけに、こちら目線のほうが理解しやすいことがあるのが悲しい。それにしても、井上聞多と伊藤俊輔が熱くて、飛び出しやすくって、真っ直ぐで眩しかった!作者は四国艦隊下関砲撃事件を実際の目では見ていないにもかかわらずすごい描写力だ!!2013/03/07

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