徳間文庫<br> 青年―若き日の伊藤博文・井上馨〈上〉

徳間文庫
青年―若き日の伊藤博文・井上馨〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p
  • 商品コード 9784195981221
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

元治元年、長州は公武合体派の巻き返しに加え、英米仏蘭による報復攻撃が予想される内患外憂の極にあった。この危機に志道(井上)聞多と伊藤俊輔は、外国との即時講和論を携えて留学先の英国から急遽帰国。欧州先進国の実情からみて救国の策は開国以外にない。かくして、藩論が攘夷の一点で保たれているというきわどい状況の中、二人の必死の活動が始まった…。著者の文学的転換点を画した代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん

5
読んでみてよかったなあと思った本。青年、井上聞多と伊藤俊輔の情熱が清々しい。町人、アーネスト・サトウ、毛利の殿様……、とさまざまな人物の視点から描かれる二人の姿が生き生きしている。そして、主人公二人視点の章も素晴らしい。医師プウランの言葉を借りて行われる日本への考察はこそがこの小説の二番目の醍醐味。もっと読まれるべき本。2013/02/22

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