徳間文庫<br> 帰ってきた雪之丞―奇絶怪絶大活劇

徳間文庫
帰ってきた雪之丞―奇絶怪絶大活劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784195781753
  • NDC分類 913.6

内容説明

俺は、零細広告プロダクションに勤務する荒熊雪之丞25歳、独身だ。居候先で寝そべっている俺を訪ねてきたのは、マッドサイエンティスト松戸歳円博士、元C国秘密諜報員陳珍朕氏、そしてその一人娘、超グラマーの蘭花ちゃんの三人。博士が持ちこんだ珍妙な発明品が、俺を恐怖のハチャメチャ・ワールドに―。宇宙人あり、雪男あり、宝探しありの大活劇。その結末やいかに?抱腹SF連作集。

目次

大秘境のダイヤモンド
マグロの決死圏
人外魔境探検隊
帰ってきた雪之丞
さわがしき友人たち
雪之丞最後の挨拶
雪之丞は不滅です!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

目黒乱

7
たぶん、今読むと、怒り出す人がいるのではないでしょうか(昔もいたかもしれない)。話を広げておいて、結局、何の着地点も見いだせないまま、ほっぽり出したまま終わるというのがいくつもあります。まあ結末より、過程が大事な小説であるのかもしれませんが、ぼくなんかはもったいないなあと思ってしまいます。無理矢理にでも大団円にもっていけば、それなりに滋味のある、ゆたかなお話となった気がしないでもありません。もったいない、もったいない。2016/11/06

ぶうたん

5
ダジャレ系統の連作短編集。多分表層的に見えるようなくだらない作品ではなく、計算されているのだろうが、今の時代には合わないような引っかかるような表現も多く、全く笑えない。これでは時代的な背景に鑑み、と言われても、あからさますぎて不快になる要素が多すぎて、色々な意味で復刊は難しいだろう。いずれにしても最後の筒井康隆的な小説の語りの形式を弄ぶ作品以外は、いくら言語実験と言われても苦手なタイプなので、楽しむことは難しかった。2022/06/29

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