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文春文庫
やわらかな生命―福岡ハカセの芸術と科学をつなぐ旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167905798
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0195

出版社内容情報

寄り合い好きのダンゴムシ、ハート形に交尾するトンボ……福岡ハカセの眼に映る、不思議で、柔らかく、しなやかな生命の世界が満載!

週刊文春人気連載コラムの書籍化第3弾

寄り合い好きのダンゴムシ、ハート形に交尾するトンボ……福岡ハカセの眼に映る、不思議で、柔らかく、しなやかな生命の世界が満載!

内容説明

可変性と柔軟性、それが生命の本質。科学の語り部、福岡ハカセの話題は、生命と同様、八方へと柔軟に拡がります。寄り合い好きのダンゴムシ、科学史に残る偽りの発見、汲めども尽きないフェルメールの魅力。貴方も、福岡ハカセと一緒に森羅万象を巡る旅に出かけませんか。週刊文春連載エッセイ書籍化第3弾。

目次

第1章 日常と生命
第2章 野生と生命
第3章 科学と生命
第4章 色彩と生命
第5章 地図と生命
第6章 学びと生命

著者等紹介

福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京都生まれ。京都大学卒。ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授。分子生物学者としてのキャリアに裏打ちされた科学の視点と、平易で叙情的な文章でサイエンスの魅力を伝える書き手として人気を博し、『生物と無生物のあいだ』がベストセラーに。サントリー学芸賞・新書大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naoっぴ

72
エッセイは数多くあれど、生命科学視点のエッセイってそうそうないのではないでしょうか。学問的なムズカシイ話じゃなくて、日々の生活でアレ?と思うような素朴な疑問を、生物学者の目から見つめる。花粉症と身体の寛容について考えてみたり、トンボの性交の体位はハート型だとか、カタツムリと星新一の関係だとか、旅行でエアーズロックに行くとまさかの生物発見!とか、いちいち興味深くてワクワク。博学多才な福岡ハカセは生命を見つめる目も柔らかで温かく、読むとなんだか癒されます。生命って、ロマンですねぇ…(*´∀`)2016/09/27

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

68
福岡ハカセの科学エッセイ。「生物と無生物の間」を読んだ時にも思ったけど、福岡ハカセ、文章が上手い。門外漢の人間にも簡単にわかりやすく説明してくれる。専門の生物の話だけでなく科学全般にわたるエッセイ。思わず書き留めておいてトリビアとして人に話したくなる話もあちこちに。粘菌の話とか、サラブレッドの心臓の話とか面白いよなぁ。連載の紙面の都合上、僅か3〜4ページで終わっている点がちょっと物足りなくて残念。もう少し詳しい話を知りたいんだだけどね。★★★+2016/11/15

佐島楓

53
エッセイ集。好きなものを追求していると、こういう方になれるのかな、なれたらいいな・・・と思う。生物学の知識が読んでいるうちに自然と身につくのも魅力。2016/06/15

Lee Dragon

25
生物と無生物のあいだで有名になった福岡伸一さんのコラム集。ハカセの博覧強記っぷりが遺憾なく発揮されているコラムで、生物学についてはもちろんのこと、芸術や文化についての言及がある。 個人的にテンションが上がったのが、私が好きな故•日高敏隆さんの家に訪問した話が書いてあったこと。なかなか心が温まるオチであった。日高さんの戒名が蝶道院釈真隆という日高さんの功績を表した戒名であることも面白い。 2019/09/10

阿部義彦

17
分子生物学者のフクオカ先生の週間文春に連載されたエッセイをまとめた文庫(第三弾です。)第4章色彩と生命がルリボシカミキリの青、フェルメールの青、葛飾北斎の青と科学と美術のクロスオーバートークで凄く面白かったです。科学者には美を感じる心が必須ですね。次の言葉を座右の銘としたい。『人の心はかわるということ。人は必ず死ぬということ。このあまりにも当たり前の事実を思い出すだけでたいていのことはやり過ごすことができる。』2016/03/20

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