文春文庫
嘘みたいな本当の話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167903220
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ささやかな善意と、ご縁の糸。リアルな人生にはそんな驚きに満ちた逸話がいっぱい。選者二人がより選ったリアルショートストーリー。

あらゆる場所の、あらゆる年齢の、あらゆる職業の語り手による、信じられないほど多様な実話。それは、ささやかな善意やご縁の糸が絡み合う、「嘘みたいな」本当に起こった話だ。
応募総数1500近くの中から、知の泰斗ふたりが選りすぐった149のリアルストーリー。

ポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」のいわば日本版。
日本が「物語る」声が聞こえてくるような奇跡の一冊が、ついに文庫化!

内容説明

あらゆる場所の、あらゆる年齢の、あらゆる職業の語り手による、信じられないほどに多様な実話―それは「嘘みたいな」本当に起こった話だ。応募総数1500通近くの中から、知の泰斗ふたりがより選った149のストーリー。いわばポール・オースター『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』の日本版、奇跡の試みがついに始動!

目次

戻ってくるはずがないのに、戻ってきたものの話
犬と猫の話
あとからぞっとした話
空に浮かんでいたものの話
変な機械の話
おばあさんの話
私が会ったなかで、いちばん粗忽な人の話
そっくりな人の話
マジックナンバーの話
ばったり会った話
私が会ったなかで、いちばん物忘れのはげしい人の話
予知した話
終電車の話
壮絶にまずい食べ物の話
私が会ったなかで、いちばんカラフルな人生を送った人の話
あの人、高貴な方だったのね、という話
私が会ったなかで、いちばん酔っぱらっていた人の話
今年いちばん、嘘みたいだった話

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。『私家版・ユダヤ文化論』で第六回小林秀雄賞を受賞

高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年広島県生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人長篇小説賞受賞。88年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞を、2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

57
内田さんと高橋さんが読者が応募した表題作の短篇を選んで集めた149の物語。内容的には考えさせるものもあったりして、玉石混交といった感じがします。アメリカでは、ポール・オースターがラジオ用に集めた話の「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」がいくつかの本になっていますが、確かにそれの日本版のような感じです。2015/04/08

らむり

47
これはマジびっくり、ていうお話は3つくらい。ショートショート実話集です。2015/05/09

kinupon

46
本当に嘘みたいな本当の話?2019/06/08

(も´・ん・`ち)

41
さくさく読めて面白い。不思議な存在や力ってあるのかなって思わされる話がちらほら。「忘れ物」「するめ」みたいな短文って破壊力?ありますね(笑)個人的には「シンデレラ」はなんか良いなって思いました。2015/03/26

佐島楓

37
149編の「実話」。読み物として面白いもの、これはあるだろうな、と思えるもの、ショート・ショート顔負けという感じで楽しく読みました。その後が気になって仕方ないものも・・・。2015/04/25

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