出版社内容情報
彗星が夜空を流れ、人々はそれを弾正星と呼んだ。狐憑きが帝の御所で跋扈するなか、くノ一の蛍は死霊の松永に決死の闘いを挑む!
彗星が夜空を流れた。世の人たちはこれを松永弾正久秀が滅亡する兆し、すなわち弾正星と呼んだ――
16歳のくノ一・蛍は、ゾンビ化してしまった父を救うため、松永久秀の使う「死と戯れる秘技」を探る。頼れるものは、森の虫たちにヒントを得た必殺の「忍技」。
明智光秀の臣下・入船丈八郎らとともに、松永のこもる信貴山城に決死の闘いを挑む。
不死身の松永久秀を、悪魔の茶器・平蜘蛛の釜とともに葬り去ることはできるのか!?
内容説明
松永弾正久秀が秘蔵する茶器「平蜘蛛の釜」を手に入れよ―くノ一の蛍は千宗易より命を受け、松永の籠もる信貴山城に潜入する。一方、松永の異形の軍勢を前に、信長の配下、羽柴秀吉は奇策を仕掛ける。動乱の世、彗星が夜空を流れ、人々はそれを弾正星と呼んだ。天の兆しは吉か凶か!?いよいよスケールを増すシリーズ第3弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ううち
16
次から次へと厄介なのがでてきますが、テンポよくて読みやすいです。蛍ちゃんが虫にほっこりしているところには癒されます。秀吉の名古屋弁?がコミカルで好きです。富蔵が意外と強くてかっこいい。まだまだ続きそう…!2015/04/21
klu
12
まだ続きそうだけれど、この巻まででいいかなという感じです。2014/12/30
tak
9
おやおや。虫達の闘いは、いつ始まる?2014/12/05
あかんべ
8
はめはずし過ぎな気持ち。登場人物が暗いのも気になる。2015/02/07
めにい
8
次から次へ化け物が登場する。戦いもゾンビ映画並みのすごさ。ああ気持ち悪い。。。でも蛍ちゃんが可愛くてせつないので、ついつい読んでしまう。2015/01/19