文春文庫<br> 女の背ぼね

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文春文庫
女の背ぼね

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167900571
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

好み、夫婦関係、母親、男、老い――女の人生、元気にスジを通して生きるための心構えを爽快な愛子節で説く、傑作エッセイ集。

女の人生に必要な心構え34章

好み、夫婦関係、母親、男、老い――女の人生、元気にスジを通して生きるための心構えを爽快な愛子節で説く、傑作エッセイ集。

内容説明

どうも女は目的を立てるとムキになる。ムキになると完璧さを求め、余裕をなくす。もしも私が男だったら「適当に賢く、適当に抜けていて、いざという時に気丈に頑張る妻」が理想である―男女の役割も人生の目的も曖昧なこの時代、女が人間的魅力を湛えて気持ち良く生きるための名言が満載!笑って元気になる爽快エッセイ集。

目次

1章 幸福についての“女の背ぼね”40~70代―苦労は必ずしも不幸ではない
2章 私好みの“女の背ぼね”50~70代―適当に賢く、適当にヌケている
3章 夫婦関係の“女の背ぼね”40~60代―慢性の病気を克服していくように
4章 親としての“女の背ぼね”40~60代―女と母は強くあれ
5章 男性に対する“女の背ぼね”50~60代―これが男というもの
6章 老いを生きる“女の背ぼね”50~70代―いつ死んでも未練はない

著者等紹介

佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

湖都

11
何十年分のエッセイから少しずつ集めたもの。スタイルを誇っているのか?考えが古いのか?説教か?と思うものでも、佐藤愛子さんが書いたものだと思うとなぜか納得してありがたーく読んでしまう不思議。自ら怒りやすいと言いながらも、物事を達観している姿勢には憧れる。借金があっても幸せ、何もすることがなくてもしたくない仕事は受けない、言いたいことは言う。実行してみたいことばかりだ。2019/04/12

pinoka

2
やっぱ愛子先生最高だわ〜。携帯貸してくれた人に説教かますとか、造花を「きれいだねぇ」と言った娘に怒りの演説ぶちかますとか(どっちも言われてる方はかなり可哀相)。「年を取って怒る気力も失せてきたけど、怒りの愛子と言われるからとりあえず怒る」って、カンニング竹山のキレ芸かと(笑)本当に、いついつまでもとこしえに、このテンションでいてほしいんだけどな。2016/01/21

ひさか

1
2009年2月に海竜社から出たエッセイの文庫化。40代後半から70代はじめの34のエッセイ。6つのカテゴリにわけられた6章で構成。20年前から40年前の話ですが、変わらずに痛快です。何時書かれたものかがわからないのがとても残念です。2014/05/28

mick

0
痛快毒舌、佐藤愛子のエッセイ。長期にわたる内容が集められているため、時代を感じさせるものもある。それだけ短い間に世の中の受け止め方、感じ方が変わったなと思う反面、相変わらず変わらないなあ(悪い意味で)と思うこともあり。出典が示されず、いつ書かれたかものかがわからない。出典は必要なのでは。2014/10/25

まる

0
新作?と思ったら、旧作の寄せ集めだった。ただ「前書き」は新しく書かれたもので、今もお元気そうで良かった。中身も読んだことがあるものも多かったが、読んだことがないものもあってお得気分を味わえた。2014/03/26

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