文春文庫<br> 奇跡

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文春文庫
奇跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167838607
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

青春小説の旗手・中村航が描く兄弟愛と小さな冒険旅行。是枝裕和監督の映画にインスパイアされた、ハートウォーミング・ストーリー。

両親の別れによって鹿児島と福岡で離ればなれに暮らす航一と龍之介の兄弟。ふたたび家族揃って暮らす望みを抱く航一はある噂を耳にする。新たに開通する新幹線の一番列車がすれ違うとき、奇跡が起きる――。引き裂かれた家族の絆を取り戻すため、奇跡を信じた子どもたちと、彼らを温かく見守る大人たちの想いを描いた感動エンターテインメント。
6月に映画(関ジャニ・大倉忠義主演)も公開される60万部のベストセラー『100回泣くこと』の著者・中村航が、海外映画祭で高い評価を受けた是枝裕和監督の映画にインスパイアされ書き下ろしたハートウォーミングストーリー、待望の文庫化!

内容説明

両親の別れによって鹿児島と福岡で離ればなれに暮らす航一と龍之介の兄弟。ふたたび家族揃って暮らす望みを抱く航一はある噂を耳にする。新たに開通する新幹線の一番列車がすれ違うとき、奇跡が起きる―。家族の絆を取り戻すため奇跡を信じた子どもたちと、彼らを温かく見守る大人たちの想いを描いた感動作。

著者等紹介

中村航[ナカムラコウ]
1969年、岐阜県生まれ。2002年、『リレキショ』で文藝賞を受賞しデビュー。04年、『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞を受賞。著書に芥川賞候補となった『夏休み』など

是枝裕和[コレエダヒロカズ]
1962年、東京都生まれ。87年、早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手掛ける。95年、劇場映画初監督作『幻の光』が、ヴェネツィア国際映画祭金のオゼッラ賞他多数の賞に輝き、一躍世界にその名を知られる。続く『ワンダフルライフ』(99)でも、ナント三大陸映画祭、ブエノスアイレス映画祭のグランプリなどを受賞。2004年の『誰も知らない』ではカンヌ映画祭にて、主演の柳楽優弥が映画祭史上最年少となる最優秀男優賞を獲得し、国際的なニュースとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

83
原案が是枝さんだったり、主人公が小学生だったりで、私が思うところの中村航さんの魅力は控えめでした。でも、すてきなお話だった。映画は観てないけど、頭の中でまえだまえだの2人が大活躍しました。2015/04/09

ベイマックス

74
原案が映画監督の是枝裕和氏だからか、中村航色は薄かったかな。恋愛ではなくて、子供たちの冒険旅行記。2021/12/07

takaC

74
車のラゲッジルームに転がっていたので読んだ。6、7年前に黄色い本で読んだときは結構感銘した記憶がある(ある場所で新幹線車両がすれ違う時に何かが起こるという発想をするこどもたちが好きだった)が、今回はバイオリズムが悪かったのかいまいち入り込めなかった。2018/02/24

ゆきちん

59
列車がすれ違う瞬間に願い事をすると奇跡が起きる。それが新幹線だったら、それが一番列車だったら、ものすごい奇跡が、ものすごい願いが叶うに違いない!という小学生たちの熱い思いが詰まった本。九州新幹線のさくらとつばめと一番列車がすれ違う瞬間に立ち会うための冒険と、夢に込める切ない気持ち。大阪で暮らしていた兄弟が両親の離婚で福岡と鹿児島で別れて住んでいて、それぞれの友だちがいて、夢が小学生らしく、もーいろいろあって。一つの冒険を経て少し大人になるのかな。2018/06/19

trash

39
いい作品でした。小学生の頃を思い出しました。読み終わった時に7人と一緒にやりとげた気持ちになりました。出会いや起こった事が奇跡なんだと思います。映画も見てみたいです。2014/06/02

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