出版社内容情報
ひきこもりもパワハラも詐欺もすべて脳で解決!? 経済に続き今度は、脳科学の最新トピックが学べる、ブラックユーモア小説第2弾。
内容説明
この度、亜玖夢博士が衆生救済に用いるのは最先端のマインドサイエンス。人間行動を司る脳を理解すればひきこもりもパワハラも、依頼人の悩みはすべて解決!?が、突拍子もない処方と助手の暴走で毎度、事態は悪化…どころかついには世界滅亡の危機に!脳の不思議を笑って学べるブラック・コメディ。
著者等紹介
橘玲[タチバナアキラ]
1959年生まれ。早稲田大学卒業。2002年『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』がベストセラーに。06年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
80
何だか濃かったです。マインドサイエンスということで、脳と人格についての話が中心でした。脳を理解することで解決しそうな悩みも、とんでもない処方や助手の暴走で毎回事態が悪化していくのが笑えます。引きこもりに始まった物語も、最後の方では世界滅亡の危機へとぶっ飛んでいくのが凄いなと。心理学的な題材を用いたブラックコメディなので肩の力を抜いて読めるのがいいですね。人格は環境が重なって形成されていくという理論には納得。脳の不思議をユーモアを交えて学べる1冊でもあると思いました。2016/10/05
犬こ
18
小説ストーリーから脳科学の最新トピックが学べるということだそうですが、理解しづらいドタバタ劇で、うーむ。2016/11/08
麿苺
5
経済入門の続編です。今回はマインドサイエンス編ということで、脳の機能と人格に関するお話が中心でした。最初は引きこもりの話から人格交換ビジネス、そして洗脳に人工知能に世界滅亡の危機とぶっ飛んでいきます。人格は偶然の積み重ねの産物であり、本人が望んでそうなったのではないという意見にはなるほどなぁと思いました。人格交換できるようになったら、案外利用する人は多いかもしれませんね。2016/09/25
Arowana
5
ちょっと、文体が軽すぎて・・・2014/07/22
ゆるるん
4
「亜玖夢博士の経済入門」の続編です。登場人物も引き継いでいるので、前作から読んだほうが楽しめます。今作は脳に焦点を当てた内容。よくある心理学の話から洗脳、人工生命に至るまでブラックな話として描かれています。ストーリーはまさに混沌でした。世にも奇妙な物語とかが好きな人なら、絶対に楽しめると思います。でも、個人的には前作の方が好きかも。あと気になったのが、解説が茂木健一郎さんだったこと!よく著書を読ませてもらってるので、こんなところで名前を見ることになると思ってませんでした。2013/05/02